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パワハラ死した僕が教師に転生したら 23(最終話).働く意義

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 教師の15回目の社会の授業。
 教壇には大きな瞳を軽く細め、少し億劫そうに微笑んでいる教師がいる。
 6月も上旬だというのに、相変わらずスリーピースのスーツを律儀に着込んでいる。
 
「今日の授業では、労働者は何のために働くかについてお伝えします。ただ、それに先立ち、働くことに関して最も重要なのは、働くことで死なないこと、病気にならないこと、負傷しないことです。パワハラや長時間労働だけでなく、労働中の事故によってもそういう事態が起こりえます。労働者に一番大切なのは、生きていて、心身ともに健康であることです。大抵の仕事は命や健康を懸けてまですべき価値がない、みなさんの命や健康の方が大切なのです。みなさんが社会に出て、仕事に命を懸けろと語る社長や上司のいる会社に入ってしまったら、その時は仕事より命だと肝に銘じて下さい」と教師が言う。
 
「さて、その上で、労働者は色々な目的のために働きます。人生の多くの時間は労働に充てられ、その意義を一言で言うことは難しい。ただ、僕が思うに、労働者が働く目的は主に三つあります。一つ目はお金・・・・・二つ目はもっとたくさんのお金・・・・・三つ目はもっともっとたくさんのお金なのです」と左手の指を一本ずつ立てながら教師が言う。
 
「そんなことを言い出すのではないかと思いましたが・・・・・」と文香が少し呆れた微笑みを浮かべて言う。
「今日はまたカネカネカネの話?・・・・・また俺が絡まれるヤツ?・・・・・」と優太が目をひどく細めて言う。
 
「これくらいくどくどと言わないと、みなさんに分かってもらえないからです。多くの大人達が、人間が働くのはお金のためではないという洗脳をみなさんにしてくる。他の先生達もそうではないですか?でも、労働者はお金のために働くのです。世の中の人達がどう言おうが、これは間違いのない、絶対の真理なのです」
 
「うー・・・・・洗脳してくるのはアトム先生だけ・・・・・俺はカネのために働くのは絶対、嫌。カネなんかどうでもいいの」と優太が唇を尖らせて言う。
「・・・・・理想的かつ模範的なシマウマだな」と颯太が冷たい口調で言う。 
「・・・・・優太には譲れない何かがあるらしい」と冬司が頬杖をつきながらつぶやく。
「なにそれ?・・・・・冬司もこの人に洗脳されてきた?」と優太が訊く。
「ん?・・・・・ああ、そうかもしれないし・・・・・まあ・・・・・逆洗脳かもしれない」と冬司が答える。
「・・・・・はあ?」
「いや・・・・・でも、金は要るもんなぁ。俺、大人になってからも前世のアトムみたいな貧乏は絶対嫌だし」と冬司が軽いため息交じりに言う。
「ええ、貧しくないことは、とても素晴らしいことです。人生はお金が全てではない、もちろんそうです。当たり前です。お金以外にも素晴らしい価値のあるものがたくさんある。しかし、お金もとても重要なのです。お金がなければ物質的にだけでなく、心も貧しくなる。心のゆとりもお金のゆとりから生まれる。人を愛しようにもお金がなければ愛の歌が歌えるだけ、愛する人に何をしてあげることもできません」
 
「そして、サイコパスな社長に限って、人間はお金のために働くのではないと言うのです。人間は、お客様から感謝されるために働くのだとか、夢を叶えるために働くのだとか言うのです。お金のために働くのでは、せっかくの人生が台無しになってしまうと言う。そして、何百回も労働者にこの洗脳を繰り返すのです。
 でも、こんな洗脳を受け入れてしてしまったら、株主やサイコ社長にお金を奪われ続けてしまう。そして貧しくなり、人も自分も愛することができず、せっかくの人生が台無しになってしまうのです。だから労働者には、洗脳されないためにも、人間はお金のために働くのだという強い自覚が必要なのです」
 
 左手で白髪の多い髪をかき上げ、一呼吸置いた後、教師が授業を続ける。
 
「・・・・・誤解しないで欲しいのですが、僕は、労働者間の競争に勝ち抜いてお金をたくさん稼ぐことが働く目的だと言っているのではないのです。僕が言いたいのは、そのような競争上の順位が上の人も下の人も、全ての労働者が、お金のために働いていることを明確に、まっすぐに自覚すべきだということです。そして、このような自覚があれば、労働者の誰もが給料を重視して会社を選ぶ。そのことが、労働者の全員の給料の底上げに繋がると思うのです」
 
「一般に労働者の給料は、全体的には、このように決まるとされています」と言いながら、黒板に素早く板書をする教師。
 
 チョークと黒板のぶつかる音。
 黒板を埋める大きな字。
 
 
 
【人不足】
 
 全ての会社が新たに雇おうとする労働者数の合計 > 新たに会社に雇われようとする労働者数の合計 
 
 → 労働者の給料は全体的に上がる 
 
 (理由)会社の間で労働者の奪い合いが生じる→給料を上げないと奪い合いに勝てない
 
【人余り】
 
 全ての会社が新たに雇おうとする労働者数の合計 < 新たに会社に雇われようとする労働者数の合計
 
 → 労働者の給料は全体的に下がる
 
 (理由)労働者の間で会社の奪い合いが生じる→低い給料を受け入れないと会社に入れない
 
 
 
「もちろん個々の会社毎に、また、会社に雇われようとする個々の労働者毎に、ベースとする給料は違います。一般的な傾向としては、大きい会社の方が小さい会社よりベースとする給料は高いし、高い学歴や技能を持っている労働者の方がベースとする給料は高い。ただ、全体として人不足か人余りかにより、このそれぞれがベースとする給料からの上昇や下落が生じるのです。
でも僕は、これとは別に、労働者の給料に影響を与える要素があると思うのです。それは労働者の心理、お金に対する欲望です。
 人不足であっても、労働者がお金を欲しいと思わないなら、会社は給料を上げる必要はない。給料を上げても奪い合いに勝てないからです。給料以外で労働者が望んでいる何かを見つけ、それをアピールしていった方が奪い合いに勝てる。結果、労働者の給料は上がりません。逆に、労働者がお金を欲しいと強く思っているなら、それに応じて給料を上げないと、奪い合いには勝てません。だから労働者の給料はより高く上がる。
 また、人余りであっても、労働者がお金を強く欲しいと強く思っているなら、給料の下落に歯止めがかかると思うのです。人余りになると、労働者は売り残りたくないから自分の給料を値下げする、安い給料を受け入れるのです。でも、労働者の誰もがお金を欲しいと強く思っているなら、値下げの幅が少なくなると思うのです。
 だから、労働者の全員が働く目的はお金だと自覚し、お金を強く望むことは、労働者の全員の給料の底上げのためにとても重要なのです」
 
「あやしいモデルだな」と颯太が落ち着いた低い声で淡々という。
「・・・・・どこがでしょうか?」と教師が訊く。
「カネの嫌いなシマウマや前世のお前みたいなのが必ず安売りして足を引っ張る。そういう無欲なシマウマが多すぎてリアリティがない」
「・・・・・なんか俺って・・・・・悪者?・・・・・カネカネ言ってないとみんなの迷惑?」と優太がしかめっ面でのそのそと訊く。
「ははははは、そういう人達が多いのであれば、僕の授業にも意味があるということです」
「・・・・・ああ言えばこう言うパラノイアだな」
「ははは、すみません」
「うー・・・・・俺のことはスルー?」と優太が訊く。
「シマウマとはお前のことじゃない。いちいち絡んでくるな」と颯太が冷たい口調で言う。 
「ええ、優太さんは人間なのです」と教師も冷たい口調で言う。
「うー・・・・・転生者どもは・・・・・性格悪すぎ」と優太が大げさに白目をむき舌を出して言う。
 
「・・・・・まあ、そういうお金に対する執着心を労働者が持っていないと給料が上がらないというのは分かりますが・・・・・でも、さっきのサイコな社長の洗脳ということでなく、本当の意味での社会貢献や自己実現も一応、働く目的ではないかと・・・・・」と文香が細い指でペンをいじりながらなんとなく言う。
「・・・・・教科書にはそんな高尚なことが書いてありますが・・・・・労働者はお金のために働く過程において、直接間接に、商品やサービスの生産や提供に関わり、そしてそれを買う人がいる。つまり人の役に立っている、社会に貢献しているということです。お金のために働くことで、結果として社会貢献ももれなくおまけとしてついてくる。こんな考えではお下品でしょうか?」
「・・・・・下品とは思いませんが・・・・・でも、どうせ働くなら、より多く社会貢献できる仕事の方が価値があるのではないですか」と文香が言う。
「でも社会貢献度は測定できるのですか?」と教師が訊く。
「は?」
「例えば医者は社会貢献度が高く、ゲームを作る人の社会貢献度は低いと言えるのですか?」
「・・・・・いや・・・・・そんなことはないかと・・・・・」
「ええ、そうなのです。医者の方が命に関わる仕事だからなんとなく社会貢献度が高いような気がする、それだけの話です。でも、健康でゲーム好きの人にはゲームを作る人の方がありがたい。駅のトイレ掃除のおばさんだって社会に必要とされている。僕は、職に貴賤はないという言葉は、どんな職業も等しく社会に貢献している、誰かの主観で職業の社会貢献度を決めてはならないという意味だと理解しているのです。だから、より多く社会貢献できる仕事というのは、結局は、文香さんが主観的にそう考える仕事に過ぎないのです」
「・・・・・それの何がいけないのですか?・・・・・私が社会貢献度が高いと思う仕事を選ぶことの何がいけないのですか?」とイライラした口調で言う文香。
「いけないことはありません。人間は主観的な満足を追求して生きるのですから、文香さんは主観に従えばよいのです。ただそれが次元の高い、高尚な職業選択だとは思わないだけです。主観的な満足の追求という意味では、お金のために働くのと変わらないのですから」
 
「・・・・・主観的にも客観的にもムカつく・・・・・では自己実現はどうなのですか?」と文香が瞳を鋭く細めて強い口調で訊く。
「・・・・・僕は自己実現という言葉の意味が、正直なところ、良く分からないのです。自己実現とは、自らの才能や潜在能力を最大限に発揮し、達成感や充実感を得るプロセスであるとか、それにより成長し、本来あるべき自分になることらしいのですが、あまりに超越的な悟りのようで、どうも実感が沸かないのです。
 自分に向いていない仕事、嫌な仕事はできませんが、そうではない、お金になりそうな専門的な技能を選び、これを磨いてお金を稼ぎ、家族と自分を愛して暮らす。これではなりたい自分にはなれていませんか?レベルの低い人でしょうか?」 
「・・・・・まずお金ありきで職業を選ぶ所と、嫌でない職業なら良いというところが、自己実現とは違うと思います・・・・・お金のためでなく、働くこと自体が目的であり、喜びであるというのが自己実現ではないかと・・・・・なんかもうどうでも良いですが・・・・・」と文香が眉間に皺を寄せて投げやりに言う。
「お金を度外視して、もっと純粋に、例えば自分の好きなこととか、あるいは自分が意義を感じることを仕事にする。そして仕事の対価であるお金でなく、仕事というプロセス自体で満足する。それが自己実現ということですか?」
「お金度外視ではないですが・・・・・お金が第一優先でもないというか・・・・・」と文香がうんざりしたように答える。
「文香さんには、そういう自分の本当に好きなこととか、本当に意義を感じることがあるのですか?」
「は?・・・・・それは・・・・・これから探そうかと」
「ははははは、別に探さなくてもいいんじゃないでしょうか?」
「・・・・・は?」
 
「自分が嫌でなく、お金を稼げる職業は探した方が良いと思いますが、自分の好きなことや意義を感じることなんて、探さなくていいんじゃないですか?そんなものを探し出しても・・・・・結局、貧乏するだけですよ。自分が嫌いでなくお金を稼げる職業を見つけるのも容易ではないのに、更に好きなことに絞り込むわけですから。自分の好きなことをやって、才能もあって、たくさんお金を稼ぐ人もたまにはいますが、一般的には貧乏するケースの方が圧倒的に多いと思いますよ。
 例えば・・・・・女性はファッションが好きですよね。それでファッションが大好きになって、デザイナーやパタンナーになって自分で服を作りたいと思い、そういう学校に行き、ファッションブランドの会社に入る人がいます。でも、そういう会社の給料は安い。何故安いかと言えば、ファッションやそのブランドが好きでたまらないから給料が安くても働きたいという人達がたくさんいるからです。それで、一部の才能のある人はその会社から独立して自分のブランドを興したりしますが、大抵の人にはそんな才能も度胸もない。だから安い給料のままその会社で働き続けるのです。こういったクリエイティブ系の職業の給料が安いのは良くあることです。給料が安くても大好きだからその仕事をする人達がたくさんいる、だから安い給料のままでも成り立つのです」
 
「私はファッションには興味ありません」と文香が冷たい口調で言う。
「ははは、まあ、文香さんはそうかも・・・・・」と教師が言う。
「・・・・・余計なお世話です、とっとと続けて下さい」と文香が黒縁眼鏡の奥から教師を睨みつけて言う。
 
「ははは、いつもすみません・・・・・それから、本当に好きなことや意義を感じることを仕事にするのは、自己破壊的でもあるのです。みなさんは四六時中、それに引き込まれてしまう。今日は夜の12時までと決めていたのに仕事に没頭し、気が付くと夜明け近くになっている。休日も仕事をしたくなり、そうしてしまう。仕事が終わっても仕事のことしか考えられない。いつも気持ちが高揚し、ワクワクしてたまらない。何処までも完璧な仕事を追求したくてたまらない。誰かに追い込まれなくても極限まで働いてしまう。それは自分に対する暴力のようなものです。そして株主や社長から見れば、そういう労働者は絶好のカモなのです」
「・・・・・それはバランスを取る能力が欠けているだけかと」と文香が呆れたように言う。
「・・・・・バランス?」
「ええ」と文香が答える。
「いや・・・・・みなさんが、本当に自分を無我夢中にさせてくれる仕事、自分の心を震わせる未知の何かを創り出す仕事、魂を揺さぶられるような意義を感じる仕事、突き動かされるような使命感に駆られる仕事、そういう仕事に出会ってしまったら・・・・・心を奪われてしまったら・・・・・その時はバランスなんか取れません。
 思考も精神も心も肉体も仕事に支配され、人生の全てを仕事に奪われてしまう。疲れ切っているのに疲れを感じず、残っていないはずの力がどこからか湧き上がってくる。仕事をしたくてたまらず、そうしないと死んでしまうかのように、極限まで仕事に没入してしまう。自分のことも、家族のことも、お金のこともどうでもよくなってしまう。ずっと夢の中にいて、他の人生があり得たことにも、家族を不幸にしていることにも、自分が破綻して行くのにも気付きもしない。まさに自己実現という言葉がぴったりの、仕事というプロセス自体が生きる目的の、超越的な仕事中毒者になってしまう。端から見れば痛々しい狂人のようかもしれない。
 だから、本当に自分の好きな仕事や意義を感じる仕事なんて、見つからない方が幸せなんだと思います」
 
 深呼吸を一度してから、微笑んだまま授業を続ける教師。
 
「・・・・・まあ、ただ・・・・・みなさんが不幸にして、これからの人生でそういう仕事と巡り会ってしまったら・・・・・何度否定してもやりたいという想いを抑え切れない仕事と出会ってしまったら・・・・・その時は、やるしかない・・・・・いや、そういう仕事と出会ってしまったら選択の余地はない、必ずそれをやってしまうのです。それは、賢明でも愚かでも高尚でも下品でもない。高レベルでも低レベルでもない。ただ何かに取り憑かれてしまっただけです。
 それで、くどくどと言っておきます。みなさんが幸か不幸か、そういう仕事に巡り会ってしまい、全身全霊を捧げ、人生をも捧げて働く労働者になってしまったら・・・・・その時こそ、労働者が働く目的はお金であるといつも意識し、みなさんが行った情熱的な労働の対価として、たくさんのお金を求めて・・・・」
 
 コンコンと教室のドアをノックする音がする。
 教師がそちらを向いて「はい」と言う。
 ドアのガラス窓の先では、オールバックの少し長めの白髪にいかつい面構えの、大柄で筋骨隆々な犬塚教頭が教壇をのぞき込んでいる。
 
「おい、アトム」と低いしゃがれた声で言い、手招きをする犬塚教頭。
「人を名前で、しかも呼び捨てで呼ばないで下さい。生徒達には佐々川先生と呼ばれているのです」
 犬塚教頭がドアを少し開け、険しい眼光を更に険しくしながら「んな訳ねえだろバカ、お前アトムだろ。来い」と言い、生徒達がクスクスと笑う。
「いったい何なのですか?・・・・・あ、もうすぐ時間ですから、今日の授業はこれで終わりにします。ありがとうございました」といつも通りに生徒に向かって言い、お辞儀をしてから廊下に向かう教師。
「・・・・・なんかヤバイことやらかしたのがバレて、これからあの教頭にボコられるんじゃねえのか?」と冬司が言い、教室にはちょっとした笑いが起きる。
 
 教師の腕をつかみ、廊下の端まで教師をズルズルと引っ張っていく犬塚教頭。
 
「一体何なのですか?パワハラは止めて下さい」
「いちいちハラハラうるせえバカ・・・・・お前、休み時間になるとすぐどっか行っちまうだろ。だから俺が来たんだ」
「・・・・・?」
「・・・・・いいか、よく聞け若造、大変なことが起こった。お前はデリカシーが全くない人間だろ。でも、極限まで生徒の気持ちを考えて動けよ」と切羽詰まった顔つきの犬塚教頭が小声で言う。
「・・・・・何が起こったのですか?」
「・・・・・俺も好き勝手に自分の授業をやってきた、それで俺もお前と同じ、デリカシーの全くない人間だ。だからたくさんの生徒を傷つけてきた・・・・・でもこいつはレベルが違う・・・・・いいか、よく聞けよ。警察から電話が来た。お前のクラスに森颯太ってのがいるだろ」
「・・・・・ええ」
「そいつの母親がマンションから飛び降りた。本人確認も済んでる、もう死んでる・・・・・これからお前がちゃんとやらねえと、森の一生が滅茶苦茶になるぞ。おいアトム、俺の言ってることがわかってんのか?」と教師を睨みながら犬塚教頭が抑え込んだ低い声で言う。
 
 しばらく黙り込み、息を整えてから犬塚教頭の目を強く見返し、落ち着いた口調で答える教師。
 
「なるほど・・・・・僕が適任です。彼のために僕が出来ることは全てやります。頂いたアドバイス、肝に銘じます」


 登場人物、目次(各話へのリンク)の紹介ページ


 今回のお話をもって、第一部は完結となります。
 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 もし物語の中で心に残る部分がありましたら、これから社会に出て行かれる若い年代の方々にもシェアして頂けますと幸いです。
 本当に、ありがとうございました。

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