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つらいとき、苦しいときは、過去と未来で同じ悩みができるかを考えてみる。

 職場に行きたくない。満員電車が嫌だ。相当苦しめられている方も多いかもしれません。

 過去や未来ではこの悩みは成立するでしょうか。テレワークが発達し、未来は、職場に現実に行かなくてもすむ時代がくるかもしれません。満員電車に乗る毎日もなくなるかもしれません。また、電車のない時代には満員電車で悩むことはできません。

 今は、満員電車に苦労しているでしょう。職場でのリアルな人間関係に苦労しているでしょう。それが現実のすべてと思っているでしょう。しかし、近い未来にそれはなくなるものと思うと、悩むのはやめよう。そう思えてくるのではないでしょうか。

 それぞれの時代に置いて、悩みは異なります。裏を返すと、別の時代だったら悩まなくてもよいものです。それを人生の1番の悩みにして苦しみ続けるよりは、どうすれば、軽減できるのかを考えていった方がよいでしょう。

 今の世界の価値観というものさしで、自分を見て、自己否定したり、苦しんだりするよりも、自分の理想とする世界の価値観を認識して、どうしたらそのような世界になるか、そう考えて行動することが、自分を変える、周りを変える、世界を変えることにつながります。今、苦しんでいるということはチャンスかもしれません。世界を変える力が眠っているのかもしれません。

 悩みがいつまでも続くと思ったら、人は絶望します。しかし、必ず解決策はある、悩まなくて良い日が来る。そう信じることが大切です。過去や未来という時間が、その悩みを解決させてくれると信じられるかどうか。また、今の職場という環境にこだわっているから、悩みが生じているだけのため、環境を変えられることができれば、その悩みが解決すると信じられるかどうか。

 信じるためには、自分の想いを明確にすることです。自分の軸がなければ、いつの間にか他人に振り回され、どの時代、どの場所でも似たような悩みを抱えてしまいます。時間や場所という概念を使いながら、自分の想いを明確にしていきましょう。

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