理想を浮かべては、手放すを繰り返し、心を楽にする
理想というのは、前へ進むエネルギーになれば、壁となり、不自由を感じるものにもなりえます。そうした理想を重要視しすぎると、理想にとらわれてしまい、つらく、苦しくなる原因にもなります。
そのため、理想を浮かべては、手放すを繰り返す。それが心を楽にする上で大切といえます。
そもそも、理想がなくとも、幸せが、理想
理想を描くのは、その状態が、素晴らしい、幸せにつながると想像するからです。こんな暮らしだったら、毎日楽しいだろう。あれくらいうまくいけば、充実した日々になるだろう。そういった青写真を描きます。
しかし、そうした条件が整わないと、幸せではない。そういうふうにも受け取れます。そもそも、理想がなくとも、いつも幸せを感じている。それこそが本来の理想とするものといえます。
理想を描く際、こうした状態でないといけない。そう思ってしまうと、日常は幸せではない。そんなふうな結論になりえてしまいます。そのため、条件付きの幸せを願っていないかチェックしてみることは大事といえます。
前へ進むエネルギーかどうかで判断する
理想というのは、すぐ現実にできるものとは限りません。むしろ、時間がかかったり、あるいは、現実には結果的にならないものもあるかもしれません。
その中で、理想を抱き続けるにあたって、それが、前へ進むエネルギーになっているか。それが大事だといえます。
同じ理想を四六時中、持っていなくても良いといえます。理想を願うことが、つらさになるとき、苦しさになるとき。その時は、一度、その荷物をおろしても良いのではないでしょうか。ああいう生活がしたい。これを手に入れたい。何も、四六時中、それを願う必要はありません。
それを願うのが、前へ進むエネルギーになると感じるとき。そのときに、その理想は浮かべればよいといえます。どんなに美味しい食べ物も、満腹のときは不要です。同じように、どんなに素敵な理想も、いつでも持ち歩く必要はないのです。
理想を浮かべては、手放すを繰り返す
人生は、どんどんと変化していきます。当然、前に描いた理想は、もう不要になった。前、理想でなかったものが、今は理想だと感じる。そういうことが往々にしてあるのが人生です。
そして、几帳面に、理想を四六時中抱え込む必要はありません。前に進むのに必要なときに取り出せば良いのです。不要であれば、一旦、手放せばよいのです。
理想をうまく、浮かべては、手放す。それを繰り返す。それが、心を楽に生きる上で重要といえます。
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