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【#35】自分で考える勇気 カント哲学入門
岩波ジュニア新書からだが、内容はやはり哲学。難解な箇所もあるが、それでも一冊通して読むと、自分が自分として生きていくことに前向きになれる。
正直、僕は哲学思想に疎いです。難しい言葉を並べられると、知ったかぶりをして笑うことすらもできなくなります。
ただ、哲学の問いについてゆっくり考えることは嫌いではありません。確かに僕たちは日々いろいろなことを考えています。
ただ、それは日常で目の前に何か「こと」が起こるからであって、何もないところから考えることはできないのです。
人間は考えるきっかけがあると考えることができるけど、きっかけがないと何も考えられない。
だからこそ、哲学の問があるのだろうと御子柴先生は言っています。
「時間とは何か?」
普段考えもしないことを問われて初めて頭が動きます。少しでも善く生きるために、時折、哲学的なことも自分の中に取り込むようにしたいです。
※ちなみにこの本の著者である御子柴先生の授業を大学4年の時に受けており、最終授業の時に本にサインをしてもらいました。プチ自慢です。