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【#12】一流の男をつくる「才能と信念の磨き方」
極端すぎる。。。
これが数ページ読み進めての感想だった。 「成功者」である著者がその哲学をガンガン押してくる。
金を稼げ。
いい女を抱け。
知らない人からこう言われてどう思うか?
お金だけが幸せじゃない。僕には大切な家族さえいればそれでいい。
そう答えると、筆者は「負け惜しみを言うな」「劣等感は成功を産まない」というだろう。
極端だからこそ伝わる主張
ネットでも時折、著者である里中李生さんへの酷評を見かけるが、この人、とにかく文章が過激なのだ。アンチが見たら大喜びしそうな、極端な表現が次々と繰り出されて逆に気持ちが良い。
ただ、そんな頑固おやじの口から放り出されたような口調の文体の中にも、参考にするべきことはきちんと書かれている。
そこを学ぶ姿勢を持てないのなら、この本を読むのを途中でやめてもいいと思う。時間がもったいない。
というか、一見ものすごく異端なようで、読み進めると一部のぶっ飛んでる数ページを除けば、「そりゃそうだ」「前にも読んだことあるよ」という内容がほとんどなのだ。だから、毛嫌いする必要はない。文体に惑わされずに読み進めれば、学ぶ内容は沢山ある。
頑張りたいが頑張れない。そんな自分に喝を入れてほしい。
そんな、少し体育会系の人にオススメしたい、自己啓発書だった。
今回はその中でも、最近自分が忘れていて、ハッとさせられた内容をピックアップして、学びとして残しておきたい。
親孝行しろ
声を大にして言いたい。
親孝行しない男は、無能だ。クズだ。人間失格だ。
自分が「今、ここにいる」のは紛れもなく両親のおかげなのだ。そのことを忘れてはいけない。
わかっているつもりでも、時々忘れてしまうことがある。才能とか信念とか言ったこと以前の話だが、親への感謝を忘れた人間に生きる資格はない。
世の中には、二度と肉親と関わらないという人もいるだろう。血がつながっているからといって、無条件にそこに愛があるわけではない。
今、自分が親孝行をせねばと思えること自体が実は幸せなことなのだ
親をはじめとする家族への感謝は日々忘れないようにしよう。
この本を読んで実践すること
皿洗いをする
当たり前のこと。
何が親孝行というのかは分からないが、実家暮らしをさせてもらっている自分が感謝を込めて日頃の行いとしてできるのがこれだ。
そしてもう一つ、
なるべく会話をする
特に親とは日常的なことで良いのでなるべく会話をする時間を作ろうと思う。
おわりに
炎上商法という手法をつかう情報発信者がいる。
過激な表現にアンチが湧いて、その結果拡散されるといったものだ。
もちろん、表現が与える印象は大事なのだが、自分が情報を受け取る側にいるときには、見た目や響き惑わされず、「その人が何を言っているのか」に目を向けられるように気をつけよう。