Giftedのシェアハウスの作り方
皆さん、おはようございます。
Gifted Creative、峯上良平です。
今回は、低コストでシェアハウスを始めたい、生きづらさを抱えた方への居場所を作りたいという方向けに書きたいと思います。
まず、シェアハウスにする建物選びから。
お金がある方は、不動産屋さんに行って、下記の条件を満たす、物件を借りてください。
①駅やスーパー、病院、コンビニ、美容院など、生活に必要なものにアクセスしやすい
生きづらさを抱える方にとって、誰もが自動車や自動車免許を持っているわけではないため、広く住人を集めようと考えた際に、ここは大事なポイントになります。
いくら家賃が安くとも、不便な所に長く住みたいという方は少ないです。
生活も大事ですし、ライスワークとなる仕事が近くにあるかも大切です。
ただ便利な場所というものは、市街地ということになるのですが、海の近くの場合も多いのが弱点です。災害時に住人の命を守るためにも、近くに高台があるか、耐震性なども見て下さいね。
②間取り
シェアハウスの住人のベストな数は、3~4人です。これは家賃を考えた際に、2人分の家賃だと運営が結構ギリギリになってしまいます。
逆に多すぎると風呂やトイレ、台所の順番待ちが発生し、生活しにくかったり、人が多いとその分トラブルやストレスも多くなるためです。
お金の運用と住人の住みやすさを考えた結果がこの人数になります。
そのため、共用のリビング、キッチン、風呂、トイレの他に、3~4部屋の独立した個室があるという物件がベストになります。
昔ながらの家は、襖で仕切られていたりすることも多いのですが、くぎを打ったり、壁を作るなどでクリアできます。ただ、その部屋にアクセスする際に部屋を通らないといけない場合には、通る部屋は住人が住めないことを念頭に入れましょう。
③オール電化の物件が理想
よくあるのがプロパンガス、灯油の物件なのですが、これは意外とガス代がかかります。エコキュートがついている物件だと、IHも大抵ついているため、運営コストが下がります。
初期投資と運営コストのバランスを考えると、持続可能なシェアハウスが出来るため、一考しておきたい所です。
お金がない方向け(Giftedもですが笑)の物件の探し方をお伝えすると、
空き家が一番、金銭的なコストがかからずに始めることが出来ます。
ただ一つ気を付けなければいけないことは、空き家を見つけ、借りるための時間的コストをかける覚悟がないと始められないと思います。
そういうことが難しい方は、アルバイトをして地道に資金を作る方が結果的には早道かも知れません。
①まずは様々なツールを使い、沢山の場所で、シェアハウスを始めたいと言いまくるというのが大切です。
は?と思うかもしれませんね笑
空き家というものは、基本的に隠れています。
何故なら施設に入ったまたは亡くなった両親の荷物が置いてあったり、仏壇があったりと賃貸として貸すにはめんどくさくて考えたくないと、空き家を持っている方は思っているからです。
そういった方が貸そうと思ってもらうには、あなたの本気度が試されます。
シェアハウスは住人の拠点となり、地域からすれば人材不足が叫ばれる今、これほどありがたい話はありません。
また大家さんも日々痛む、負動産から月々の収入を生む不動産になるため、みんなが幸せになれるものです。
Giftedの場合は、空き家活用の講演に参加した際、私が空き家をシェアハウスにしたいけど、どうやって物件を見つけたらいいですか?と講演者に聞いたことがきっかけで、その講演が終わった時、空き家をゲストハウスにしているご婦人に声を掛けられ、そのご縁から物件を見つけています。
その地域のキーマンと繋がったり、行政に顔を出したりと、とにかく行動することが本当に、本当に大切です。
もちろん、上記のような、理想的な物件は難しいので、6割くらい満たしていれば始めても良いと思います。
②入居時の掃除、荷物の片づけは基本的に自分たちでやる。
これは賃貸にありがちな敷金、礼金分のコストを下げるための交渉材料として行います。田舎とはいえ、20~30万かかることはざらです。
3年契約など上手く交渉して、大家さんにもWINな状況を提案しましょう。
③家具家電
基本的には家に余っているものや、リサイクルショップ、ヤフオク、ジモティなどで安く買いそろえましょう。
ただし、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどは電気代の観点から新しいもの、節電効果の高いものをお勧めします。
電気代は運営の中でも、一番読めないものです。
特に発達障がいがある方は、寒さや暑さに弱かったり、加湿が必要だったりと光熱費がかかりがちです。
そういう方には予め、定額から超えた分は実費にするなどの対応も必要です。
最近は電気代が値上がりもしているため、よくよく気を付けて欲しいところです。
④リフォームはしない。
基本的にシェアハウスは、いかにコストを下げて立ち上げるかです。
住人のためを思ってと、初期にコストをかけすぎると、それは間違いなく回収できないものとなります。
DIYくらいであれば問題ないのですが、綺麗なものにすると後々後悔します。
基本的にシェアハウスというものは、住人から敷金、礼金、退去時の部屋の修繕は期待できないものと考えて下さい。
ルールを作っても良いのですが、守られるかは分かりませんし、住人とのトラブルは余計なストレスを生むだけなので、質素にやるのが私は良いと思います。
シェアハウスを始めて、
①良かったこと
これまでたくさんの方々に見学や、体験、住んでもらいました。
長く住んでくれている住人は、私にとって仲間であり、友人であり、親友のような存在です。
一人で住んでいた頃にはなかった、沢山の経験や、楽しい時間、お互いに成長できた思い出など、お金には代えられない、貴重なものを得られたことが私にとって本当に良かったなと思います。
シェアハウスに住み、働いて自立するだけでも、地域にとっては労働力、納税、経済活動の循環を起こすことができるため、和歌山県からも助成金と言いう感謝のお金を頂いています。
農業を始めたい方、移住をしたい方、生きづらさがあっても働きたいという方のベースとなるのが、シェアハウスです。
ここから生まれる物語は、あらゆる分野でのロールモデルになると確信しています。
①悪かったこと
これは私自身の至らなさがあるのですが、上記に書いたことを知らなかったため、初期投資や、月々の運営で赤字を出してしまったことです。
現在は、県の補助金もあり、立ち上げ費用や支援側の人件費などがあり、助かっているのですが、自腹を切った部分はそれなりにあります。
あとは月々の積み立てを考えなかったことです。
例えば、シェアハウスの大きなエアコンは、基本的に私のポケットマネーです。補助金だと5万以上買えないという制限があったり、家電が壊れたりすると、自腹を切る必要があります。
それらを差し引いたとしても、今、私は後悔はしていません。
なぜなら、人生がより豊かになったからです。
連携している企業からは感謝されたり、稀ではありますがコンサル費用を頂くこともあります。
親御さんからはビールやお菓子、料理などの差し入れを頂いたり、とにかくめちゃくちゃ感謝されます。
住人もビールをくれたり、お土産をくれたりと感謝されまくります。
活動のおかげで出会えた人々は、今の私にとってなくてはならない存在です。
たとえ数十万くらい、損をしたとしても、それ以上の経験や、成長、出会いを作ってくれたのがシェアハウスです。
シェアハウスで儲けようと思っているような自己中心的な考えをする方は、辞めた方が良いと思いますが、自分自身の想いや、これをやりたいと思っている方にとっては、これほど素晴らしいものはないと私は断言できます。
本気で立ち上げたい方は、お手伝いするので、Twitterでご連絡をお待ちしております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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