リハビリの根本は素人でも出来ていた〜専門家の在り方
こんにちは☀️
ぱるです!
私の一日は、お仏壇を拝んで始まります。
生きていた頃を知らないご先祖さまから
一緒に暮らしていた祖父母の写真もあります。
祖母は、私が生まれる前から、
脳梗塞による片麻痺でした。
祖母は、梅干しが大好きで
50年前は高血圧という概念もなく、
好きなだけ食べていたら、
40歳後半で、脳梗塞を発症したと聞きました。
祖母が発症した頃、九州の片田舎、
リハビリ自体が日本にあまり広まっておらず、
受けられる病院などなかったようです。
母に祖母は、脳梗塞は軽かったのか聞いたところ、
かなり重症で、退院した後も寝たきりだったとのことでした。
しかし、
私が物心ついた時には、
祖母は麻痺は残っていたものの
杖があれば一人でどこでも歩けたし、
指が変形していたけど、6人分の食事を作ったり出来ていました。
どうやってあそこまで動けるようになったか、母に尋ねると、
兄が引きずりながらも、歩かせたからよ。
母はそう言いました。
大学卒業して、就活中だった叔父が、
素人ながらにも
「このままだと、動けなくなる!」
と、とにかく麻痺の残る祖母と
毎日一緒に動いたとのことでした。
そこから、私が知ってる動ける祖母になっていったとのことでした。
リハビリの素人の叔父は、祖母をリハビリしていたのです。
理学療法士などが、まだ日本にいない頃です。
でも、基本はやはり「動く」ことなのです。
私たちの生活は、動くことが軸です。
専門家がリハビリする方が、もちろん安全面や
治療効果は違うと思います。
しかし、
家族が昔、専門家がいない時代に
素人がリハビリをして、
実際に社会復帰した祖母。
専門家の在り方を考えさせられました。
リハビリの方針も、医師、理学療法士や作業療法士の先生たちによって違ってきますが、
私も専門家だったときに、とても考えさせられた話です。
今でも、人様の体を任せていただく仕事ですので、
専門家の在り方、改めて考えていこうと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました✨