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てんどんまんから学ぶアイデンティティと多様性
同僚からアンパンマンのDVDを大量に借りたので、息子(2歳)と一緒に見ていました。
画像も荒れていてかなり昔のアニメだと思うのですが、てんどんまんとかまめしどんの話でした。
話の冒頭で、バイキンマンに出くわしたてんどんまんが、丼の中身を無理矢理食べられてしまいます。
倒れていたところに、かまめしどんが通りかかるのですが、優しいかまめしどんは「おいどんの釜飯を分けてあげるでごわす」と言って、自分の丼の釜飯をしゃもじでよそって、てんどんまんの丼に移してあげます。
丼が満たされたてんどんまんは起き上がって、「ありがとう〜!」と元気になります。
若い頃の私であれば、いや、天丼じゃなくてえぇんかい!と突っ込んでいたところですが、このご時世、 しょうもないアイデンティティ(プライド)など必要なく、多様性や柔軟性が求められます。
長年変わり映えのないサラリーマン生活を送っていると、自分は取り返しのつかない時間の過ごし方を犯してしまったんじゃないかと考えることも多いのですが、必死になって、いや、この生き方でいいんだと、色々と自分を正当化する言い訳で打ち消します。
しかしながら、言い訳はやはり言い訳にしかすぎず、 胸のモヤモヤはいつも残ったままです。
このままでは、何のために生まれて、何をして喜ぶのか、本当のところが分からないまま終わってしまいそうです。
自らのてんどんを捨て去る時が来ているのかもしれません。
アンパンマンを見ながら妄想する病んだおっさんのお話しでした。
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