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patercycleとは? (バイオ編 9)~変革の季節(3)~

前回から3か月弱、空いてしまいました・・・。
が、まだもうしばらく続きます、このシリーズ!

木工を志して学校に通おうと準備を進めていたのに、二人の人物から二つのバンドへ誘われ(しかも片方はギター、片方はドラム)、さらに元々やっていたバンドも再開の動き・・・という前回までの流れでした。

では、続きをどうぞ!

前回はこちら→patercycleとは? (バイオ編 7)~変革の季節(2)~


歌ものユニット結成


R君に頼まれて僕も参加したジャクソンファイブのコピーバンドで、シンセを担当していた彼はY君といって、鍵盤奏者であり、打ち込みの音楽からピアノ曲まで一人で制作する、いわゆるDTM(デスクトップ・ミュージック)の人だった。音楽にはまるきっかけは、YMOだったそうだ。

僕はそれまでそれなりに音楽を聴いてはきたけど、自分が鍵盤をほとんど弾けないのもあって、音楽活動はギター・ベース・ドラムを中心に考えていた。そんな中で出会ったY君は自分と違うバックグラウンドを持っていたので、単純にどんなものができるのか興味があった。
そして、それ以前からジャズよりのポップスなんかも好きで聴いていたので、

「ピアノとギターなんて、スタカン(The Style Council)みたいやん!」

といったミーハー心(笑)と自分の音楽性を広げることができるかも、という期待感もあった。

学校に行きながらできるかな、という懸念もあったが、せっかく誘ってくれたし楽しそうなのでやることにしたのだった。

Y君は歌ものをやりたいと言っていたので、試しに自分の作ったポップスよりの曲を聴かせたら、「良い曲ですね、やりましょう」と言ってくれたので、僕は更に気を良くした。そして、Y君の作ったオリジナル曲(原曲は打ち込み)も含めてピアノとギターでやろうということで、それらの曲を市の青少年活動センターという施設の小さなスタジオで練習を始めたのだった。



べーシストと3ピースバンド結成


音楽教室で組んだ発表会バンドが解散した時、「私のバンドを組もうと思ってるんですけど、ドラムやってくれませんか?」と言ってきた女性ベーシストの名はNさんと言った。年は僕より上っぽく、学生の多かった発表会バンドの中では一番話が合いそうだった。
そして、「くるり」や「ゆらゆら帝国」なんかも好きだというNさんに、彼女の作ったオリジナル曲の入ったMDを貰っていたので、それを聴いてみた。彼女がギターとベースを弾いていて、つたない(お前が言うな^_^;)ながらも前衛的な雰囲気があって面白いなと思った。The Velvet Undergroundみたいな感じもあり、ちょっとオノ・ヨーコっぽさも感じたりもした。

僕がドラム叩いたらどんな風になるかな~、ていうかやってみたいな。

と思って、Nさんに「やってみたい」と返事をして、その後スタジオに入ることになった。メンバーは、他にギターの人(名前失念・・・)がいた。
ギターの彼も多分僕より10ほど年上で、当時出始めのループマシン的なものを導入して一台でリードギターとリズムギターの音を一遍に出したりしていた。



三度、そしてビール。そして、学校決まる。



上の二つのバンド(ユニット)をやろうと決めた時、はっきり言ってビールのことは考えていなかった。それに学校に通うことになれば、三つバンドを掛け持ちなんて無理(冷静に考えれば二つでも…)である。
ビールの新展開(A君が僕とも顔見知りのN君を加えて新バンドをやろうと言ってきた。ので厳密にはビールではない)にも、そこまで興味が持てなかったのもある。


そして、11月に木工の学校を受験(試験科目は中学の数Ⅰ、適性検査、面接だった)。後日、合格の郵便が届いた! なんだか、停滞していた人生がやっと先に進む気がした。


ビール(の新展開バンド)については、受験が終わるまで返事を保留していたが、「もういいかな」という気持ちの方が強くなっていた。新しく学校に通い、バンドも新しく二つ始めることだし、気持ちは前に向いていた。

と言いつつも、ビールを続けてきて楽しかった思いもあり、結論を出せずにいた。返事を保留した状態が続いた頃、A君の方から僕に電話がかかってきた。
返事、どうしようか。。


今回はここまで。次回はもう少し早めに上げる予定です(^_^;)

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