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2023年賀状コンセプトワーク

あけましておめでとうございます。
2022年もたくさんのご縁に感謝し、2023年も点と点を繋げるお手伝いができれるように精進して参ります。

さて、年賀状ってデザイナーにとって、年に1度自由に好きなものを作れる機会。オンラインの時代となって出す人が減ってきてはいますが、1人ひとりの顔を思い浮かべながら感謝の気持ちを込めて書く素敵な文化だと思っています。

今年も年末ギリギリに、やばいそろそろ作らなきゃ…と焦り出して考えました。2024年は余裕もってネタも考えたいです。(毎年反省)

今年の年賀状のコンセプトは、うさぎは古くから親しみのある動物として童話のモチーフとして使われているということで、"洋書の童話の表紙風デザイン"にしました。

質感のある厚手のねずみ色の紙に、シックな濃紺のインクで。
フレームなどの素材は、ストックしていた蚤の市で見つけた
ヨーロッパアンティークの紙ものをスキャンして活用しました。


印刷は、孔版印刷(レトロ印刷)で裏表それぞれ1色刷り。
色は迷いに迷ってねずみ色の紙に濃紺インクにしました。
かすれ具合が、アンティーク感が出ていい感じです。

さらにアナログ感をもっと出したかったので、ハンコを別注しました。
今年しか使えないけど、もうこだわりってことで。
押す位置難しかったです。何度も失敗しました。
ちょいはみ出す感じがベストでした。

自家製の小口染め(紙の断面を色づけする染めする技法)をしたかったのですが、すっかり忘れて投函してしまいました。
来年に持ち越します…!

本年もよろしくお願いいたします。