今日も「ハイ!満貫!!」 〜認知症の始まった父と麻雀三昧の日々〜 #2麻雀の神様
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23年前に母が他界してから、ひとり暮らしになった父。
認知症が出る前の80歳代前半の頃に同居を考えたけれど、マイペースで破天荒な父と同居したらお互いにストレスがたまって精神的に良くないと思った。
そこで、すぐ近くの5分ほどの距離のマンションに父に越してきてもらい、行ったり来たりの介護生活をしている。
この適度な距離は当初とてもよい選択だと思ったが、認知症の症状が出始めてからは、少しの距離が遠く感じることがある。
デイサービスの日は、朝から父をおこしに行かなければならなないし、暖房や冷房の調整、キッチンでガスをつけっぱなしにするなど、こまごまと問題が出てくる。
まだ徘徊の症状は出ていないのでよいが、この先、どうしたものかと悩む。
毎日、45分ほど、2人で麻雀をする。
ぼーっとしがちな父だが、麻雀しているときだけは昔の父に戻る。
ベッドから起きて来ないときも、「頭の体操しますー」というと、むくっと起きてきて、雀卓に直行する。
昔に比べたら麻雀も少々ぼやけてきた感は否めないが、なぜか一発ツモは連発する。どうも、麻雀の神様とは親しいらしい(笑い)。
麻雀していればごきげんだ。
このコミュニケーション手段があったおかげで、ずいぶん助かっている。
私がイライラしてしまうときも、麻雀にはずいぶんと助けられた。
ライター:ゆき子 さん (pastelDコミュニティメンバー)
93歳になる父の介護をしています。
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