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【医療従事者×○○】1000人インタビュー#5

■はじめに

【1000人インタビュー】シリーズではどのような記事を発信しているのか

この記事は、医療従事者として働きながら外部活動を積極的に行っている方(バーベル戦略実践者)に対して行ったインタビュー内容をまとめたものです。

■バーベル戦略ってなに?

リスク・不確実性の研究者として有名なナシーム・ニコラス・タレブ氏が提唱している概念です。
医療従事者であるぼくなりの言葉でいえば、
医療従事者として働きながら、もう一方で自分がやらずにはいられないと思うビジネス・趣味・社会課題などに対して活動していくこと
といえます。

バーベル戦略を用いて働いている医療従事者を、「バーベル戦略実践者」とぼくは呼んでいます。

どんな方に読んでいただきたいか

✅外部活動(複業や社会活動など)を取り組みたいけど、どのように始めたらよいか分からないという方

✅働き方に悩んでいる医療従事者

主には上記の方に向けて記事を書いています。
もちろん、上記以外の方でも参考になるところがたくさんあると思います♪


■医療従事者と並行して実施している外部活動は何ですか?

看護師として働きながら、よもぎ蒸しとフェイシャルエステのサロン、『あたためサロン 美やび』を経営されている新井さん。

よもぎ蒸しは、前回インタビューさせていただいた『ゆるりと。』を経営されている金谷さんと同じく、Asucaの代理店として経営されています。

また、フェイシャルエステに関しては、インタビューをさせていただいた2024年7月の時点から、予約受付を開始されています。


■外部活動を始めるきっかけは何ですか?

新井さんも、前回インタビューさせていただいた金谷さんと同様、実際によもぎ蒸しを体験したことで身体の不調が改善されたという経験があります。

新井さん自身も冷え性に悩まされており、よもぎ蒸しについて気になっていたと言います。そんな中、ママ友の紹介でよもぎ蒸しを実際に体験し、効果を実感することができました。

しかし、新井さんがよもぎ蒸しを始める前は、周囲にサロンがなかったそうです。そのため、自分だけでなく、身の回りの方の不調もよもぎ蒸しによって改善したい、という想いでサロン経営を決意しました。

ちなみになのですが、Asucaの代理店として営業するためには、正式な講習会を受講し、レポートを提出する必要があります。
よもぎ蒸しのサロン経営をご検討されている方がいれば、上記の手順を踏まずに経営をすることは原則禁止なのでご注意ください。


■外部活動を継続する秘訣は何ですか?

💡自宅でサロンを行うことで、主婦業をしながらも継続しやすい働き方に

現在(2024年7月時点)、新井さんはクリニックで看護師としてパートで働きながら、休診日によもぎ蒸し&フェイシャルエステをご自宅で行っています。

看護師としての仕事、そして家事や子育てもこなしながら、このように外部活動を継続するにはそれなりの負担が伴います。
多忙な日々の中で、外部活動を継続する一つのポイントに、「自宅で行える」があると思います。

ぼくも、きまぐれcaféを高崎駅前で店舗営業していた頃、自宅で行えればどんなに楽かと思っていたときがありました(笑)。
自宅営業であれば、スキマ時間にちょっとした家事なら行えますよね。

また、これも大事なポイントですが、自宅営業であれば当然、店舗代が別途かかることはありません。
この点も、外部活動を継続するうえで大きなメリットといえます。

よもぎ蒸しは、営業するうえで大きなスペースを必要とはせず、自宅の一部屋があれば行えると言います。
よもぎ蒸しに限らず、自宅で行える外部活動は、ママさんパパさんにとっても始めやすい分野かもしれません。

💡継続して通ってきてくださるお客様のために

もう一つ、これまでサロンを継続することができている理由として、「継続して通ってきてくださるお客様のため」があります。

これは、特にコメディカルの方が外部活動を継続するうえで重要なポイントとなると思います。
もちろん、看護師やリハビリ職で病院勤務していても、外来の患者様で継続して通院してきてくださる方はいらっしゃいます。
でも、それ自体が医療従事者の励みになるということは、意外と少ないのではないでしょうか。

一方で、個人(または少数)でのサロン経営の場合、継続して来てくださるお客様との信頼関係の強さが、病院の外来などと比較して全く異なります。

お客様、または患者様いずれにしても、「病気や症状をよくしたい」という思いで継続されていることは確かでしょう。
しかし、それだけではありません。
『あたためサロン 美やび』に継続して通われているお客様は、「新井さんのところでよもぎ蒸し(またはフェイシャルエステ)をしたい」という想いが強いのだと思います。

だからこそ、お客様も継続して通って来ているし、それが新井さんの励みになる。

病気の外来通院などですと、こうした「1対1の関係」というよりは、「1(患者様)対多数(医療従事者)」の関係にどうしてもなってしまいます。
たとえば、外来のリハビリで1対1で治療をしているとしても、そもそもそのリハビリ自体が「医師の指示のもと」行っていますので、完全に1対1の関係にはなりません。

コメディカル職種の方にとって、外部活動においてこうしたリピートしてくださるお客様がいるということ、それ自体が内発的モチベーションを高める大きな要因になるのだと思います。


■外部活動を始めて、働き方にどのような変化がありましたか?

💡『西洋医学×東洋医学』という強み

よもぎ蒸しサロンを始めたことで東洋医学の知識が深まり、看護師業務とサロン経営の双方に良い影響があると話す新井さん。

東洋医学は予防医学とも関連が深いので、看護師業務において患者様へ助言や情報提供をする際にも役立つと言います。

医療全体の流れとしても予防医学への関心は高まっていますので、東洋医学の知識・技術をもっていることは医療従事者としての強みにもなりそうですね。

また、これはぼくの感想なのですが、東洋医学や予防医学関連の外部活動を行うことは、自然と病院やクリニックでの業務外での繋がりが生まれやすい。

このインタビューの終盤でも、自然とコラボレーションして何か企画しようという話になりました(笑)。

何故かと考えたときに、東洋医学や予防医学関連の仕事が「開放的」であるからだと思います。
ちょっと分かりづらいと思いますが、何を言いたいかというと、逆に病院やクリニックでの仕事が極端に「閉鎖的」であるということです。
病院同士が何かコラボレーションしてイベント企画するって話、聞いたことないですよね。

「閉鎖的」な働き方は、ぼくが推奨するバーベル戦略の真逆といっていい働き方です。
病院やクリニックのみで働いていても学会などを通しての繋がりは生まれますが、外部活動を通した繋がりと比較すると僅かなものです。

外部活動自体に抵抗感がある方にとっても、東洋医学や予防医学関連の外部活動であれば、敷居は低いのではないでしょうか。

新井さんのサロンはお一人で経営されていますが、こういった繋がりと通してより多くの方の健康に寄与したい。インタビューをしていてそんな想いを感じ取ることができました。


■まとめ

✅「自宅で行える」外部活動は、主婦業や子育てをしながらでも継続しやすい。よもぎ蒸しサロンは、そうした選択肢の一つとして挙げられる。

✅特にコメディカル職種の方にとって、外部活動においてリピートしてくださるお客様がいるということ、それ自体が内発的モチベーションを高め活動を継続できる大きな要因になる。

✅東洋医学と西洋医学の双方の知識をもつことで、本業と外部活動の双方に良い影響が認められる。また、東洋医学の知識を本業においても活かせるため、外部活動自体に抵抗がある方にとって、東洋医学や予防医学関連の外部活動は心理的な抵抗が少なく始められる分野かもしれない。

次回のインタビュー記事もお楽しみに♪

少しでも参考になりましたら、サポートして頂ければ幸いです。