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ストレスにどう対処するかによって、仕事の向き合い方が異なる

▼ 文献情報 と 抄録和訳

[リカバリー経験タイプが職業的ストレスと仕事経験の認識との関係を規制する効果の分析]

H Ta, CL Zhang, L He, YJ Lan: [Analysis of the effect of recovery experience type on regulating the relationship of occupational stress andperceptions of the work experience]. Zhonghua Lao Dong Wei Sheng Zhi Ye Bing Za Zhi. 2018;36(4):264-267.

[ハイパーリンク] DOI, PubMed, Google Scholar

[目的] 看護師の職業性ストレスと職務経験の認識を評価し、回復経験がストレスと職務経験の認識の関係の調整に及ぼす影響を分析すること。

[方法] ある都市の7つの第三病院の看護師を対象に、サンプリングによる質問紙調査を行った。対象者は、自分で作成した質問票「職務内容質問票(JCQ)」、「回復経験質問票(REQ-C)」、「仕事の質(QWL7-32)」に回答した。回復経験のタイプをサンプル・クラスター分析によって確立し、回復経験の違いによる仕事での体験の感じ方の傾向において回帰分析を行った。

[結果] 緊張度の異なる看護師の間では、仕事経験の認知度とスコアに違いが見られた(P<0.05)。また、リカバリー経験の種類は、緊張感と仕事経験の認識との関係に独立した調整効果を持っていた。

[結論] 仕事の経験に対する認識に対して、異なるタイプの回復経験がもたらす調整効果は異なる。

▼ So What?:何が面白いと感じたか?

リカバリー経験とは何か。日本語版尺度を作成された先生が分かりやすく解説されている。

面白いのは、ストレス体験からリカバリーする方法はいくつかのタイプに分かれていて、そのリカバリータイプによって仕事に対する向き合い方が変わってくる、ということである。

”リカバリータイプによって、仕事のモチベーションが変わる” このことは、職員のモチベーション向上の一助となるし、患者のリハビリ意欲をどのように向上させていくか、ということに関しても応用可能かもしれない。

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