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バーベル戦略の新解釈

ぼくがこのメンバーシップで推進している、「バーベル戦略」。

バーベル戦略の一般的な定義・説明は、山口周さんの以下の記事に詳しく書いています。

抜粋すると、

バーベル戦略とは、極端にリスクの異なる二つの職業を同時に持つ、という戦略のことで、タレブ自身はこの戦略を「90%会計士、10%ロックスターという生き方」という喩えで説明しています。

簡単にいえばアップサイドとダウンサイドでリスクに非対称性のある仕事を組み合わせるという考え方です。たとえばロックミュージシャンとして活動するのに別に大きな投資は必要ありません。せいぜい自費でアルバムを出すくらいで、これが別に売れなかったからといって、失われるのはアルバム制作費くらいしかありませんね。

つまりダウンサイドのリスクは非常に小さい。一方で、なんらかのきっかけでアルバムが売れれば莫大な額の報酬と名声が得られることになります。つまりアップサイドのリスクは非常に大きい。これが「アップサイドとダウンサイドでリスクの非対称性がある」ということです。ある程度安定した職業を片方で持ちながら、どこかで大化けするアップサイドのリスクを人生に盛り込んでおく、というのがタレブのいうバーベル戦略だということです。

つまり、バーベル戦略の目的は、キャリアにおけるリスクを減らすことであって、モチベーションを上げるためではありません。

しかしぼくは、医療従事者がバーベル戦略を用いることで、医療従事者としてのモチベーションが向上すると仮説を立てています。

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