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[パステル画作品集]オオアリクイの4ステッ
今回は、1時間で速描きしたオオアリクイをご紹介します♪
まずはデッサンと輪郭決め
太くて柔らかい4B以上の鉛筆でオオアリクイをデッサンしていきます。
でも1時間で仕上げるにはデッサンに20分以上は使えないので、
四角、三角などの直線を使って大雑把に形どりをしてから
これまた大まかに目や模様、影の位置を捉えていきます。
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元の直線で描いた下書きの下書き線は消してしまった💦
お見せできないのが残念です
周りの輪郭線を濃く描いて、デッサンは終わりです。
この後ダイソーの色画用紙に輪郭線を写し取ります。
色の濃いところ、陰の部分に色付け
今回は薄紫の色画用紙を選んでみました。同じモチーフでもどの色を選ぶかによって雰囲気が大きく変わるのが楽しみの一つです。背景のつもりで、いろんな色の画用紙を使ってみることをお勧めします。
さて、速描きでは基本背景を塗ることがないので、筆ペンで輪郭線を描いてしまいます。塗ったり消したりが激しいのがパステルなので、形が見えなくならないようにするのが目的です。
その上でカーブオテロのパステル鉛筆でガシガシとオオアリクイの色の濃い箇所や、陰になる部分に色付けしていきます。
パステルは定着させるまで消したり修正したりが簡単なので、細部にはあんまり気にせずに塗ってっちゃいます。
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とは言っても毛並みの流れは気にしながら
本塗り
次は1番大事な本塗りです。
前のステップで適当に塗ったところをさらに重ね塗りして、
実際の色に近づけていきます。シャドウ部分は強めに塗り重ねて、ハイライト部分は、消しゴムで消して紙色を出して強弱をつけます。
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まだモノクロ画のようですね
ハイライト部分、特徴的な箇所に色付け
光が当たっているところにはホワイト系、一番特徴的な前足に明るめの色を塗っていきます。
注意すべきはハイライトの白を使いすぎないこと。オオアリクイの雰囲気を壊さないように、毛並みを気にしながら柔らかでふくよかな色合いを選んで塗ります。
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黒い模様も光のあたり具合を見ながら強弱をつけます
前足は黄土色で塗ってから白系のペンシルで重ね塗りすることで立体感が生まれます
仕上げの10分は‥調整と引き締め
最後の10分で、目を描き入れ、その目を強調したいので、周りに明るめの赤茶色を置いてみます。目の周りだけだと違和感があるので、多少明るめの場所にも塗り込みました。
最後の作業は調整。一番暗い箇所や模様のシャドウ部分に黒パステルで塗り重ねて全体を引き締めます。
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綿棒で擦って自然な感じに伸ばします
陰の脇に名前を入れて完成です。
オオアリクイのステップ、いかがでしたか?
速描きではほとんどいつもこのようなステップと時間配分で行っています。
1. デッサンと画用紙に写し取り 20分
2. 濃いところ、シャドウの色付け 10分
3. 本塗り 10分
4. ハイライト、強調したい箇所の色塗り 10分
5. 仕上げと名入れ 10分
短いけれど、制約があるとなんとか手がついてくる感じです。
ご参考になれば幸いです。
パステル画を描いてみたいという方はコメントでお知らせくださいね。
今回はここまで。
ではまた
てぃーが