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世界を救うのはオタク(個人の感想です)

今日クライアントへの提案の場で、メインプレゼンターを務めたマーケティングスタッフの自己紹介が、想像の斜め上過ぎた。それでクライアントの心を完全に掴んだ気がする。

大学で研究していたのは金融工学とハッキングです、と。
ハッキング!?

学生時代は実際にハッキングして、企業の情報にアクセスし、株価の予測モデルを作成して、実際にそれらが精度としていかほどか検証し、法的に問題ないかも含めて研究していたと。

今は自宅にサーバーがあって、趣味的にいろんなデータを集めて解析しているそう。エピソードがいちいちくせが強い、オタクだった。しかもそのようなスキルはデータを活用したマーケティング戦略策定に非常に役立つ。彼のプレゼンはオタクだからこその説得力と熱量があった。私がクライアントだったら、こんな人に仕事を依頼したいと思った。

帰り道広告会社がこれから採用すべきはオタクだろうという話になった。オタクは半端ない、熱量がやばい、オタクは会社を救うし、世界を救う。

広告会社で特に重宝されるオタクは、理系のオタクと、アニオタ、ゲームオタクだと思う。マンガとか、アイドル、バンド、お笑いもいい。たぶん、ほとんどのジャンルは何かしら活かせる。

ただ、広告会社が採用してはいけないオタクもいる。広告オタクとかコピーオタクのような、広告を作品だと勘違いしている人種。そして、私なら、プロフィールに広告賞の受賞歴書いてある人よりも、趣味はハッキングと書いてある人に仕事を依頼したい。

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