#264 子どもと会話を続けるには?
春の出会い
春は、出会いの季節。3月にお別れがありましたが、新たな子どもたちとの一年がスタートします。子どもたちにとっても同じです。
どんな子かな?どんな先生かな?
お互い、気になりますよね。
一部の子たちは休み時間になると、机の周りに集まってきて話しかけてくれます。来るけど、話せない子もいます。
質問、お知らせを会話にする
「先生は何歳ですか?」
「好きな遊びは?」
「僕ね、サッカーやってるんだ。」
「私のお父さん◯◯で働いてるんですよ。」
これらの質問やお知らせを続けて会話にしたいとこです。子どものことを知れますし、コミュニケーションが良好になりますよね。
質問など一往復のやりとりを、続く会話にする話法があります。
拡張話法
拡張話法とは相手の話を広げる話法です。
感嘆→反復→共感→称賛→質問の5つのステップで構成されます。拡張話法を知ったとき、確かに使ってるな〜と思いました。
一つずつ見てみましょう!
「僕ね、サッカーやってるんだ。」
「へー、そうなの!」←感嘆
「サッカーやってるんだー。」←反復
「サッカー、おもしろいよねー。」←共感
「サッカーって手を使えないよね。足で上手にボールを蹴るなんて凄いなー。」←称賛
そして、最後の「質問」です。
ここでは、5W1Hを使います。
「なんでサッカーにしたの?」←Why(なぜ)
「どこでやってるの?」←Where(どこで)
「チームメイトは誰?」←Who(だれが)
「いつ練習しているの?」←When(いつ)
「どんな練習しているの?」←What(何を)
「何時間練習しているの?」←How(どのように)
これを繰り返すことで会話が続きます。その中で、その子がどんな子かが少し分かってきます。
話ができる先生に
出会いにおいて、第一印象は大事です。
特に、新しい先生との出会いに緊張してたり、期待してたりする子どもにとっては。
忙しい春だからこそ、拡張話法でたくさんお話ししましょう。話したくなった時に、話ができる先生だと思われていないと、子どもは話しをしてくれません。
その一助として、拡張話法や5W1Hを使ってみてください。