認知機能健診
このお盆休み中の1日、母の「認知機能健診」へ行ってきた。
自治体が無料で行っているもので、あらかじめ受診券を取り寄せ、最寄りの医療機関を予約して受診する。
車で行きやすいところに新しめのクリニックがあったので、予約の電話をしてみると時間内に来てもらったらいつでも受診できるとのこと。
取り寄せた資料にはこう書いてある。
母はもちろん、積極的には受けたがらないが別にどうもなかったらそれでいいじゃない?と言って連れて行った。
今、認知症まではいかないと思うが、MCI(軽度認知障害)の可能性はあるかも?という程度には最近記憶力も衰えてきているのがちょっと気になっていた。
受付に受診券を提示し、問診票を渡される。
①と②があり、これは母自身が記入した。提出前にチラッと目を通すと”数分前に言われたことを忘れることがある”という問いに、「特に問題なし」としていたので、しょっちゅうあるでしょ!と「時々ある」に訂正したが、これを本人に書かせると客観的に見られないんじゃないかとふと思った。本人記入か、家族記入かを明記するようにはなっているけれど。
まぁ、これを自分で書けるか理解できずに家族任せにするかも判断材料なのかも知れない。
その後、女性医師がいわゆる長谷川式認知症スケールのテストをして下さった。
今日は何年何月何日ですか?という問いに、「2004年!」と答えたのでさっき、問診票を書くのになんども2024年と言ったのに・・・とこれで認知症確定かと内心ガックリきた。
でも日付は大丈夫だった。あとで知ったが、月日や曜日があっていればそんなには問題ないらしい。
その他にもいろいろテストがあり、結果は30点中28点ということで、すぐにその場で「認知症ではないですね!」と言われた。
念のために、”MCIの可能性もないということでしょうか?”と聞くと、それも大丈夫ですとのこと。"物忘れが気になっていたのですが、年齢相応の症状ということでしょうか?"と更問いすると、そうですねとのこと。
母は”ほら、大丈夫だったじゃない!”と得意満面だった。(笑)
もちろん、これから1年に一度は受けて定点観測をした方が良いと思っているが、ひとまずは良かった。
ちなみに、マイナス2点のうち1点は日付の年が間違っていたこと、それからもう1点は知っている野菜をたくさんあげるのに10個以上なら満点のところ、1つ足りなかったようでそれが減点だった模様。
ちなみに認知症の診断基準は20点以下だそう。
年齢なりの物忘れということであれば(今のところ…だけど)少し安心。
それにしても、本当に軽度認知障害なり認知症になるとかなり大変だな…とも思った。
願わくば、この程度でキープしてもらいたい。