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縮毛矯正と感じ方の違いの話

他人と自分の認識は多くの物事で違うなあと感じること、ままあります。

私は生まれてこのかた鬼のくせ毛で、朝から晩まで(当たり前)くりっくりです。

中学生ではじめて縮毛矯正をしたときの感動は忘れられへん。
縮毛矯正をした当日に濡らすと効果が落ちるという言説におびえまくって、なんとか濡らさんように細心の注意を払って(でも結ぶとその型がずっと残ってしまうという言説にも同時におびえて)下半身だけのシャワーで済ませていた記憶がよみがえります。

大学生になってから、縮毛矯正は今はやりの「サステナブル」でないということに思い当たり、くせ毛のまま、過ごしていくす術を身に着けました。

前髪や頭頂部だけアイロンして、他はオイルをつけておわり。
すると、なんかパーマをあてたようないい感じになることに気付いた。

そこから10年ほどたち、
最近ストレートパーマや縮毛矯正の技術がどんどん向上しているという噂を聞くようになりました。
インスタでも、「ケアストレート」とか「髪質改善」といったワードをよく見かけるように。

そこで、そんなに最近はすごいんやったらいっちょやってみよか、
ということで、
表参道まで髪質改善ストレート(という名前の縮毛矯正)をしにいきました。

たしかにつやつやでストレートはなったけど、
かけた部分は永久に真っすぐ、の触れ込みに相反し、
私の場合はすぐにうねりはじめ、
朝はアイロンしないと結局キマらないという事態になりました。

しかも、これまでは結ぶと毛先はくせ毛が良い感じにお洒落感出してくれていたのが、変にストレートなもんやから、
ピンピンはねてお団子もキマらず、
ポニーテールもキマらず、
カチューシャしてもキマらずの八方ふさがり。

というわけで、
①必死で全体をアイロンするか、
②ポニーテールしてから三つ編みにするか、
③ツイン三つ編み団子にするかの3択となっております。

一番時間がかかるのは当然①。
②と③は5分でできます。なので最近はほぼこっち。

自分では手抜き感満載という気がしてるんですが、
会社で後輩のお洒落な女の子(縮毛矯正のすばらしさを力説してくれて私の再挑戦の背中を押してくれた子)が、

「ぱせりえさんって、いつもヘアアレンジに何分かけてるんですか?
毎日おしゃれにしてて尊敬します」

て言うてくれたんです。
これには心底びっくりしました。

私から見ると、
ストレートをかけたその子はストレートで終わらず、
ちゃんと毎日毛先をカールさせて、ワックス付けて束感も出して、ほんまちゃんとお洒落な仕上がりなんですよ。

でもその子はこの手抜きアレンジを「めっちゃ手が込んでる」と思ってくれてるんや・・・と感動(お世辞の可能性全然ある)

「他人と自分で感じ方が違う」ことを説明するために、
長々と縮毛矯正の話をしてしまいました。

今は早く元のくせ毛に戻らんかなあとおもてます(まだまだ)



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