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詩を書こう、という授業

あれほど恥と自己顕示欲に板挟みにされる授業はない。

恥と自己顕示欲

人生で一度くらい「詩を書きましょう」みたいな授業やりますよね。
あれ妙に緊張しませんか?何を書けばいいのだろうか、いつもはくだらないことで爆速回転している頭も注意散漫になって体が熱くなってきます。書いてないし発表もしていないのに頭の中で「発表された未来」を勝手に作り上げて勝手に恥ずかしがっている自分が居ます。
でも一回くらい「めっちゃかっこいいの作って驚かせてやりたい」という自己顕示欲も湧きます。こういう風に文章を書いている人間ですから、文字で目にもの見せてやりたいという気概はいつでも持ってます。
でもなんだか緊張してひっこめてしまう、というのをこの授業のたびに繰り返しているような気がします。こういう授業の時、僕の書く詩ははっきり言って痛いというかキモイというか黒歴史というか大体そんな感じです。
自分の独創性を出し切っても周りから「なんだこれ。イキってるじゃん。」と思われることが怖くて仕方ないです。でも面白さに全部りしたような詩を書くことができない。こうなったら勢いで書いちゃえ~!と書くのですが、みんなで読みあいましょうタイムは心臓の鼓動がいつもの倍くらいになっております。恥ずかしい。
恥と自己顕示欲という抱き合わせはいつまでも取りついてきます。

自分を示すということ

詩を書く、という授業は自信の感性や独創性が試される授業です。
そういったものに憧れている人たちはやっぱり「ほかの人とは違うものを作ってやろう」と思って臨みます。でも他の人と違うものを発表するのはやっぱり勇気が要ります。これってどこにでも通用することなんじゃないかと、そう思います。例えば、音楽や絵がそうです。音楽・絵で自分を表現したい、でも自分が自分の才能があると思っているだけで周りからしたらただの痛いだけのやつなのかもという周りからの視点を複雑に考えてしまったり、自信の無さから発表をあきらめてしまうこともあると思います。
でもやっぱり、これはやめた方がいいですよね。アドバイスを貰えようが貰えなかろうが自分の作品を世に出すということは大きな一歩だと思います。
では、そのためにはどうしたらよいのでしょう。

①自信をつける

自分以外の人間が作るものは自分より劣っている!くらいの感性でいいと思います。それを外に出すのは完全にご法度ですが。いろんな人を尊敬して真似するのは超大切だと思いますし、創作というのはそういうところから始まるものだと思います。ただ、「自信が無くて作品を発表できないよ~」というときは自分がダメだと考え続けるのではなく自分以外がダメだと考える方が楽です。自信というのは本来相対的な評価や結果によってつくものですから、突然手に入れることはできません。だからこそ自分の中のマインドを変えることは第一歩に必ず必要だと思います。また、ほかの方法として「僕はここから成長するから別にこんなちょこっとの作品どうでもいいぜ」マインドです。僕はこれを意識してます。人間というのは何かを作っていく過程で必ず成長していきます。成功しようが失敗しようが大体成長します。止まっているように見えても、後退しているように見えても実は、次のフェーズにジャンプするための溜めを作っているだけの時もあります。人を見下すというマインドは楽に取得できますが、行動に現れやすいです。それを抑えることはもちろん可能ですがにじみ出る性悪を見抜いてくるような人たちもいます。そういう人たちの影響を受けないためには「こんなちょい作品はどうでもいいよ」マインドが割と役に立つと思います。「こんな作品世に出していいのかな」と不安になるときもありますが、周りのすごい人たちの一作品目などをできる限りたどってみてください。意外と最初から超すごい人っていないです。でも、そういう人たちはめちゃくちゃ努力してきているので今のような尊敬される人になってるわけです。即ち、自分も恥ずかしがったりせず作品を世に出していけば自ずと、作品に対するマインドや自信が付き、技術的にも成長していたりするものです。少しのマインドを変えることで恥を捨てきれる、とは言いませんがすこし和らげることができるのかもしれません。

②失敗体験を積む

失敗の体験を積むということも意外と大切です。
成功体験を積んで自信を付けろ!というのはよく聞きますが、そんな簡単に成功できてたら苦労してないです。
まずは失敗に慣れるくらいに失敗しまくることが大切じゃないかと思います。また、失敗から学ぶということももちろん大切です。
正直、『今の私があるのはこういう学び・失敗があったからです!』と断言できる人間はそう多くないと思います。割と成り行きで人生どうにかなってしまうことが多いですから。

だからこそ、失敗した時に『何故そうなってしまったのか、原因は何か、そこから次どう行動すれば良いのか』を徹底的に考えていく必要があると思います。(受験生みたいなこと言ってますね)
そして、それをするのに有用なのはやっぱり創作活動だと思います。世に出す出さない関係なく、自分のどういうところがダメなのか、どのようにすれば改善されるのかというトライアンドエラーを何度も繰り返す必要があると思います。そして、これはそんなに簡単なことではありませんから、自分の好きな分野や将来就きたい職業に関連することで失敗体験、トライアンドエラーを繰り返していくべきだと思います。

最後に

詩を書くという授業について書くつもりがマインドとかトライアンドエラーとか啓発本みたいなことを書いてしまいました。これも一つの失敗体験です。次からは構成を考えて書くようにしていきたいです。 終わり


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