化粧品に焦点を当てない美容の話
化粧品が好きで美容業界にずーーーーーーっといるけど、化粧品だけを盲目的に信奉してスキンケアに励むのは実は非効率だったりするので化粧品以外に焦点を当てた美容の話。
花を咲かせるには花に水をあげるのではなく土に水をあげることが重要だという話のように、肌を健康に美しくするには肌以上にアプローチすべき場所がある。
成長ホルモンと睡眠
健康な肌、美しい肌の根っこはホルモンの影響が大きい。
女性は更年期でガタっと女性ホルモンの分泌が減り、肌だけでなく体調にも大きな影響があるように。
男女共通して成長ホルモンは成長期に分泌のピークを迎えて年齢と共に徐々に下がっていきます。成人してから1日の中で成長ホルモンが1番分泌されるのは第一ノンレム睡眠と言われています。不規則な睡眠習慣、短い睡眠時間などは脳の休息や成長ホルモンを分泌する機会を失うことになってしまいます。力士もボディビルダーもしっかり寝ますし。
女性ホルモン
上述の更年期もそうですが、そうでなくても月経周期で女性ホルモンは増減をするので肌の具合や体調に影響をしています。
女性ホルモンと一口に言っても一般的に女性らしい身体作りとかコラーゲンの産生を促す働きをするエストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。黄体ホルモンは女性ホルモンですが、どちらかというと男性ホルモンに似た働きをするので、めちゃくちゃざっくり言うとエストロゲンが排出された際に男性ホルモン+プロゲステロンが上回るのでバランスが崩れる&崩れるだけでなく男性ホルモンの働きが優位になるというダブルパンチで調子が悪くなります。
大豆イソフラボンなどを代表するエストロゲンに似た働きをする食べ物やサプリ等でエストロゲンを上手に摂取しましょう。食事大事。
免疫力
マスメディアが作った言葉「ゾンビ細胞」
わかりやすく説明すると細胞分裂が止まった老化細胞の事。一見ただ役割を終えただけの細胞で無害なようなイメージもあるけど、老化細胞はコラーゲンの破壊や炎症の原因になったり、特に厄介なのがまわりの生きている細胞を老化細胞に変化させる性質があります。なのでゾンビ細胞と呼ばれるわけだ。
免疫力の低下はパっと思いつくイメージだと風邪を引きにくくするぐらいのイメージですが、人体の免疫力は厄介な老化細胞を抑えたりやっつける働きがあります。免疫力が低下は老化細胞の増加の原因の一つ。風邪引きやすいだけでなく老化に繋がります。
〆
食事・睡眠・生活習慣といった要素は健康な肌や美しい肌作りに大きく関わってきます。健康と美肌作りは同じ直線上にあるので、美肌作りのために肌だけに意識を向けるのではなく、まずは健康を意識することがとても大事です。むしろ健康になれば美しい肌も付いてくると考えればお得じゃないですか??