ロマンスカーミュージアムに行ってみよう!子鉄もこれには大満足!
こんにちは。隣の芝生です。
今回はVSE引退記事に引き続き、ロマンスカーミュージアム訪問記となっております。実際に行ってみたら、鉄道ファンのお子さんも、コアなファンの大人も満足できる内容でしたので、共有いたします。
"子鉄"の方々を連れる全国のお父様・お母様方が予習ができるような内容にしておりますので、ぜひとも参考にしてください。
■ロマンスカーミュージアムに行ってみた
海老名駅を出てすぐの立派なペデストリアンデッキを30秒ほど歩いたところに突如現れる博物館。それが「ロマンスカーミュージアム」です。
開業からどうやら2年が経過したようで、このような垂れ幕も下がっていました。熱心な小田急ファンの私も、開業から一度も来てなかったと思うと驚きです。
進路通り、メインの車両展示の方に行ってみましょう。
小田急の新宿・新原町田(向ヶ丘遊園)開業時に新造された1形電車がまずはお出迎え。名前が「ロマンスカーミュージアム」だったので、てっきりこれは相模大野か海老名の車庫にまだ眠ってるのかと思ってましたが、こちらに移設されてたのね。
■ロマンスカーの保存車に会いに行こう
順路を進んでいくと開けた場所に三車種が展示されています。こちらは一般車の枠から外れた特急型として初めて新造されたロマンスカーSE形。
新宿・小田原を60分で結びたいという熱意が強すぎて、東海道線を借りて行われた試験走行で、「1950年代に」「在来線で」140km/h以上を出したという恐ろしいスペックの車両です。
「乙女」って種別名はいまでは見ないですね。新造時のお顔が復元(あるいはこれだけ保存してたのか)されています。
こちらは、第一線を退いた後に御殿場線直通特急に改造された後のSE形。さきほどの登場時顔と背中合わせで連結して保存されています。
流線型が特徴だった車体を、大胆にも盛り上がりの激しいイカツいスタイルに改造しています。これ当時のファンは複雑だったろうな。富士山の麓を走る直通先の御殿場線の特徴も相まって、"山男"と形容している鉄道雑誌もありましたね。
★2代目 NSE・3100形
こちらは2代目ロマンスカーNSE。展望席が新設されたのはこの車両からです。ライトの盛り上がり方などを見るに、SSEを踏襲(あるいはNSEデザインがSSEに波及)してるように思えます。
方向幕は友人によると定期的に交換されているらしく、今回は「特別団体専用」でした。
★3代目LSE・7000形と三車種ショット
照明の当て方が絶妙ですねー。LSEはつい5年くらい前まで現役だったので、引退したのがにわかに信じがたい。
次に紹介するHiSEとLSEの見た目はそっくりですが、前面に愛称・行き先表示があるかどうかが見分けやすい相違点。一時期HiSE側に塗装揃えてたので、区別難しかったよね。確かこの方向幕、上方向に弓なりに横スライドする形で回るんじゃなかったっけ。
★4代目HiSE 10000形
こちらはLSEより後に登場して、2013年頃に先に引退したHiSE 10000形。LSEと比べるとシュッとしていて、前面に方向幕が無いのが特徴。
ただこの車両については、全然引退した気がしなくてですね…。
赤の色合いこそ若干の変更が掛かりましたが、なんと短編成化されて長野電鉄に譲渡されているので、パッケージ自体は現役でいまでも動いてるところに乗れます。ロマンスカーミュージアムで見るだけでは物足りない方は、ぜひとも長野電鉄に。
★JR御殿場線 直通用 RSE 20000形
ロマンスカーの異端児と言えば、このRSE20000形です。水色の塗装に側面の大型窓が特徴。同時期に製造されたJR東海371系と共通運用で、新宿・JR沼津間を結ぶ「あさぎり」を中心に使用されました。
僕が思い出すのは、確か新宿7時とか7時半あたりの休日朝1本目の下り箱根湯本行きロマンスカーが、RSE指定運用(時刻表だとR☘)だったことですね。普通は沼津の方に流れていく車両なので、箱根目指すのは面白いなと思って読んでた記憶ある。それこそVSEが登場仕立て頃の話ですが…
RSEについても富士急行に一部が譲渡されているはずなので、パッケージ自体は現役車種となります。
私はVSE引退をまだ信じていない(?)人間なので、次行く時にVSEが先頭車だけ展示されていると思うと逆にショックですね。覚悟が必要だね。
■その他の展示物
その他にはVSE引退の寄せ書き投書コーナーや、沿線の主要駅を再現したジオラマの展示がございました。ロマンスカーミュージアム開業後の沿線風景を忠実に再現しているようなので、そのうち新宿近辺は風景変わっちゃうかも。
他にも、予約制のシミュレーターやキッズコーナーなどが設けられており、子供も大人も楽しめる鉄道博物館になっていたと思います。どちらかと言うと、ライトな鉄道ファンに合わせた車両展示がメインの博物館なので、技術的な話を深掘りしたい方は、葛西(東京メトロ)の地下鉄博物館の方が良いかも知れません。
皆様もぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
今回は以上となります。最近、本職が作家の方からの「いいね」が複数人立て続けにあったので驚いています。恐れ多いですね。
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連載モノは第一回記事から、記事内リンクで最終回までたどれます。
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