【カキ殻で海岸浸食対策!オーストラリアのデザイナーが環境に優しいユニットを製作】コンクリートは牡蠣殻で作ったぞ
オーストラリアのリーフ・デザイン・ラボが、海岸浸食の軽減に取り組む革新的なプロジェクトを実施しました。このプロジェクトでは、環境にやさしいカキ殻を再利用した砂防ユニットが作成され、海洋生態系の保護と再生に貢献しています。この記事では、その詳細について探っていきましょう。
EMU: 海岸浸食軽減ユニットの紹介:
リーフ・デザイン・ラボが開発したErosion Mitigation Units (EMU) は、カキ殻を混ぜた特殊なコンクリートでできたユニットです。これらのユニットは、オーストラリアのポートフィリップ湾の海岸浸食を減少させるのに役立っています。EMUsは海岸の保護堤として機能し、同時に海洋生物の生息地を作り出すことを目的としてデザインされました。
環境への配慮:
これらのユニットは、水中に半水没するように設計され、バリアを形成します。しかし、デザイナーはただ海岸を守るだけでなく、海洋生物にとっても快適な住処を提供することを念頭に置きました。EMUsの有機的な形状は、海洋生物のための避難所とコロニーを作成します。この一石二鳥の設計は、材料の節約と構造の完全性の維持を両立させています。
独自の製造プロセス:
リーフ・デザイン・ラボは、伝統的な鋳造技術とデジタル造型分析を組み合わせ、再利用可能な鋳型を製作しました。このアプローチにより、セメントの使用量を大幅に削減できたとされています。また、地元で入手可能なカキ殻を骨材として使用し、海洋生物が繁殖するために理想的な表面を提供しました。
海洋生物の保護:
EMUsの形状は、海洋生物が必要とする環境条件を最適化しました。エイやフグが休息するためのオーバーハング、魚やタコ、甲殻類を捕食者から守るためのトンネルや洞窟、サンゴや海綿が成長するための日陰の表面が提供されています。モジュールの表面には、様々な海洋生物を引き寄せるためにカキ殻の集合体を露出させる隆起が設計されており、潮間帯に生息する生物の保護も考慮されています。
実証実験:
リーフ・デザイン・ラボは、2022年に46個のEMUモジュールをポートフィリップ湾に設置しました。これらの防波堤は、5年間にわたりメルボルン大学沿岸気候センターによってモニタリングされており、設置から6ヶ月後には多くの生物種がモジュールに着生していると報告されています。
環境への新たなアプローチ:
このプロジェクトは、海岸浸食対策に環境にやさしい方法を導入し、同時に海洋生態系の保護と再生を促進する素晴らしい例です。リーフ・デザイン・ラボの取り組みは、持続可能な設計と環境への思いやりを結びつけ、海洋生物と共存する新しいアプローチを提供しています。
ChatGPTより作成
そういえば、今年はまだ牡蠣を食べてなかった。海外のニュースで、食事に誘われた女性が生牡蠣を出すレストランで48個も食べていたら、男性はトイレに行ったまま、帰ってこなかったという話があって、どちらかというと男性に同情をしてしまった。
生牡蠣が好きな人は海外でも日本人でもいっぱいいるようで、いっぱい食べておなか壊さないのかなと思っている。自分は牡蠣は嫌いじゃ無いけれど、そんなに食べるほど好きでもない。
冬の牡蠣で食べ過ぎておなかを壊すのは、ご存じノロウィルスの仕業で、身体に摂取する量の多さで食中毒を起こすリスクが大きくなる。そんな牡蠣をみんなよく食べるのだから、園からもたくさん残っている。さすがに殻を食べる人はそうそういない。
牡蠣の殻から作ったコンクリートなら海水との親和性も高いだろう。ちょっと形が気持ち悪いと感じる人もいるけれど、自分は嫌いじゃない。
一見サイケデリックな形だけれど、海に関わる造形なら、いい形をしているんじゃないかなと思う。
珊瑚礁の回復にきっと役に立ってくれるだろう。消波効果も期待できるので、海岸が削れることも少なくなるし、小動物の住処になれば、生態系の保護にもなるはず。
日本の消波ブロックにはテトラポットがある。無骨なデザインも悪くないけれど、こういうエモいブロックを作ってたりしないかな。