【何でも優しくキャッチアーム】こわれそうなモノも繊細につかむ触手ロボットを開発したぞ

ゲームセンターにはビデオゲームがいっぱいあるというのはもう昔の話で、プライズキャッチャーやコインゲームが主な収入源になりつつあるそうな。ゲーセンで出来るクオリティが家でも出来る様になったし、ネットがあれば家にいても対戦ができる。

ゲームのジャンルはさらに広がりを見せたので、ゲーセンという箱の中では収まりきれなくなったために、いま求められているニーズに応えられなくなったと考えている。

プライズキャッチャーもいまはオンライン出来るけれど、やるなら実物の方がいいかな。アームの広がりや角度、プライズを取るためのイメージをつかむなら、実物を見た方がいい。

しかし、以下に戦略が優れていようが、アームがとことん弱かったら戦略どころじゃない。よくよくあるところ、強いアームがあった場所など見たことがない。


アメリカ、ハーバード大学の工学応用科学スクールの研究チームは優しく絡め取る触手アームを開発した。
このアームは複数ある触手が絡め取る様に対象を優しくつかむことが出来る。

自然からヒントを得て、クラゲが気絶した獲物を捕らえる様に、細い触手の集合体を使って対象物を絡めてとる。

ここの触手(フィラメント)はとても力が弱いが、触手の集合体は重いものやつかみ所のない形などをしっかりつかむことが出来る。

このグリッパーの長いフィラメントは中が空洞のゴムチューブになっており、チューブの片側が太くなっている。空気を送ることで薄い部分の方にカールをする。

カールするチューブは対象物に結んだり絡まったりすることで、少しずつ把持する力が強くなる。一つ一つの接触は弱いので対象は傷つきにくくなる。

研究者達は、シミュレーションと実験により、観葉植物やおもちゃなどの物体をつかませて、このグリッパの有効性を検証した。農業生産や流通に関わる柔らかい果物や野菜、医療現場での繊細な組織などなど、人間でないと扱いにくかった物体もオートメーションで負担が軽くなるかもしれない。

こんなアームがゲームセンターのプライズにあったら、稼げなくなっちゃうね。うまくいきすぎてインカム稼げない。


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