
【トンガ火山噴火と気候変動】トンガの海底火山の影響を調べたぞ
火山噴火と気候変動の関連性
2022年1月に発生したトンガの海底火山噴火は、世界中に津波や衝撃波をもたらしました。しかし、それだけでなく、その後の気候にも影響を与えている可能性が指摘されています。通常、火山噴火による煙は地球を冷却する効果がありますが、トンガの噴火は海底火山であったため、煙の代わりに大量の水蒸気を成層圏に放出しました。成層圏の水蒸気は、オゾン層の破壊を促進する温室効果ガスとして作用し、気候に影響を与えると考えられています。
具体的な影響
水蒸気は成層圏のオゾン層を破壊し、2023年8月から12月にかけて観測された大規模なオゾンホールの一因となりました。また、南半球の大気循環パターンにも影響を与え、2024年夏のオーストラリアでは例年より雨が多くなりました。研究によると、噴火による水蒸気の影響は2020年代末まで続くと予測されています。オーストラリア北部では2029年頃まで、冬は例年より寒くて雨が多くなると予想されています。
地球全体への影響
噴火による地球全体の平均気温への影響は、約0.015℃と非常に小さいとされています。現在の気温上昇は、噴火ではなく他の要因によるものと考えられます。しかし、影響は北半球にも及びます。北米では例年より暖かい冬が予想される一方で、スカンジナビアでは寒い冬が予想されています。
地域による影響の違い
噴火は、大気中の波の伝わり方に変化をもたらすと考えられています。この波は高気圧や低気圧の形成に影響を与え、地域によって異なる気象パターンを生み出すと考えられています。
研究の進展と期待
この研究は、気候モデルを用いたシミュレーションに基づいており、更なる研究が必要です。エルニーニョ現象など、他の気候要因も考慮する必要があるため、今後の研究の進展が期待されます。
まとめ
トンガ火山噴火は、私たちが予測できない方法で気候に影響を与える可能性を示しました。地球規模の気候変動を理解し、将来の異常気象に備えるためには、更なる研究と国際的な協力が不可欠です。この研究は、私たちにとって新たな視点を提供し、気候変動に対する理解を深める機会を提供しています。これからも、科学の進歩とともに、私たちの知識と理解も進化し続けることでしょう。この記事が、その一助となれば幸いです。
Copilot notebookで作成
トンガの火山噴火はTLでも見かけていて、ちょうどコロナ禍で慌ただしかったときにこんなことが起きたものだから、天変地異の前触れなのかなとふと考えたりもした。
いまさら、天変地異を人類への天罰か何かとつなげようとは思わないけれども、その後もほかの火山や大地震でも続けて起きたのなら、臣事してしまったかもしれない。根拠なんてないのだけれど、想像を超える出来事が起きたのなら、実にわかりやすい原因のようなものに飛びつきたくなるのも人間のそれ。
大気のパターンに影響はあれども、日本には直ちに影響はない模様。とはいっても、小さな波が遠い場所ではハリケーンになるのが自然のことわり。気象予報を完璧にできない人類の知恵が、この火山の影響をどこまでも把握しているかどうか。
日本には富士山という火山がある。地球から見たら、この富士山はまだまだ若いそうな。「休火山」というカテゴリー分けは廃止されており、全く活動していないけれども、噴火する可能性があると言うだけで、ちょっとだけ、安心できない印象に変わった。富士山が噴火する影響は静岡県や山梨県だけでなく、東京都にまで深刻な火山灰の被害が予想されている。富士山の噴火の規模によっては、地球全体の影響も考えられるだろう。トンガの火山噴火は火山を持つ国にとっては有用な記録になってくれるはず。
でも、できれば噴火せずに穏やかなままでいてほしい。
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