【下半身不随から復帰】脊髄インプラントで再び歩けるようになるぞ

神経の障害を受けると、簡単に元に戻らないとされていて、ただつなげるだけじゃ、どうもうまくいってないみたいで。

末端の神経なら、くっつけて動かすくらいは出来るようだけれど、中枢の太い神経が障害を起こしてしまうと、やはり障害前に戻るひとはあまりいない。

なお、自称百獣の王である武井壮は十種競技の練習中に大けがをして下半身不随になり、一生歩けないと宣告されたそうで、そのとき自力で復帰することが出来たとか。

どうやって直したかというと、骨の図鑑を読んで自分の骨と動き方を覚えてイメージトレーニングをしたとのこと。イメージトレーニングがパフォーマンスを向上させる効能があると知られていたけれども、リハビリに利用したこのセンスはやっぱりただ者ではない。


医学誌ネイチャーメディシンに計された研究論文には、事故で下半身不随になった患者3人に新開発の脊髄インプラントを埋め込んだところ、再び歩くことが出来るようになった。

今回研究を行ったスイス連邦工科大学などのチームは2018年にも下半身が麻痺した患者を再び歩けるようにしていた。

患者3人に施したのは長さ6センチのインプラントで、電気信号を調整した後、すぐに歩行可能になったという。
患者の1人であるミシェル・ロッカティさんは2017年にバイク事故で下半身が完全に麻痺した。2020年にこの脊髄インプラントをつけることで再び歩くことが出来たという。

時間がたっても、このインプラントをつければ、機能が取り戻せる可能性が示された。これは頸椎を損傷して全身麻痺してしまった人にも通じるだろうか。

その昔は脊髄をやってしまったら、もう元の生活に戻れないとさえ言われていたのに、こうして生活を取り戻す手段がもう間近に見えている。

欲を言えば、脊髄をもっと伸ばして、付け足しで尻尾が使えるようになったら、生活や暮らしがちょっと変わりそうだなと思ったり。



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