【サメロボットがゴミを食べる】自律ロボットがロンドンの水路を掃除するぞ
消費をすることで、人類は今の今まで発展してきたけれども、消費したゴミの始末をかたすことができていない。太平洋ゴミベルトと呼ばれる海のゴミの集積所が存在していて、リサイクルすれば、それなりに資源になりそうなものだけれど、めどが立っているのかそれすらもよくわかっていない。
リサイクル自体が技術が必要で、リサイクルができたとしても、コストが高かったら、使う意味が無い。技術が進めば、エネルギーにすら変換できるようになれるんだろうけれど、それはいつの日か。
かつては隅田川もものすごく汚れていたけれども、最近では水質改善が進んで魚も戻ってきたという。やればできるんだ。ゴミさえ捨てなければ。
ロンドンのカナリーワーフを流れているテムズ川に現れた海洋ロボット「WasteShark」は毎日最大1100ポンドの廃棄物を食べることができ、それは22700本分のペットボトルに相当する。1100ポンドは約500キログラム。
あえて言えば、ジンベイザメのようなこの形、河や運河を泳ぎ、最大5キロメートルの移動が可能。このロボットのおかげで、水路のゴミが減ってきている。
経済協力開発機構(OECD)の報告書によると、プラスチック廃棄物が2000年以降世界的にほぼ倍増しており、リサイクルに成功したのはわずか数パーセントだったという。
イギリス人はゴミをポイ捨てする人が多いそうで、毎年800万トンのプラスチックが、河を経由し海に流れ込んでいる。
このWaste Sharkは現在22000ポンド(約360万円)から31000ポンド(約500万円)の値段がついており、メンテナンスコストは年間900ポンド(約15万円)から1300ポンド(約21万円)ほどになるという。
まあ、それ以前にゴミを捨てることもどうにかした方がいいだろう。海洋のゴミ問題は深刻な状態であって、様々な場所で回収方法を探っている。とりあえず、回収するよりも減らす方が先決なんだろうけれど、まだ人類はそういうことにはまだ意識が低いようで。