【パラノイアにも有効】鳥のさえずりが不安をやらげるぞ
一年の中で、忘れた頃に聞こえてくるのがムクドリの群れの鳴き声で、あれだけ数が多いと、耳障りにもなってくる。どこからやってきたのか、街路樹や電線の上に群がっていて、雲霞の様に空を飛び回っている。
びゃあびゃあとよく鳴いているので、ゆくところがないのだろうかと思うと、いつの間にかいなくなっていたりして、きっとまた別の地で群れをなしているんだろう。
春先になると、ウグイスの声を幾度か聞いていたけれど、今年は全く聞かなかった。この地にウグイスはいなくなってしまったらしい。ウグイスって、普段どこに住んでいるのか。
昔は近所に林がいくつかあったので、野鳥の声がよく響いていた、最近は静かだなと思っていると、雨が止んだあとくらいのタイミングでよく鳥の鳴き声が響いている。ただの偶然なのかもしれないけれど、鳥が鳴いていると雨は止んでいると確信している。
ドイツ、マックスプランク人間発達研究所とハンブルク・エッペンドル譜代が食い料センターの研究グループは、鳥のさえずりが不安や不合理な思考を軽減することを示した。
この研究は、研究者が295人の参加者を対象に、ランダム化された温ライ実験での実施で、公道の騒音、鳥のさえずりが気分、パラノイア、他の認知機能にどのように影響するかを調べた。
参加者には最初にメンタルヘルスによるアンケートを行い、音は典型的な交通騒音、鳥のさえずりを6分間聞いてもらう。そのあとでもう一度アンケートをしてもらった。
その結果、鳥のさえずりを聞くと、不安やパラノイアのような妄想が緩和されることがわかった。
ただし、抑うつ状態に影響を与えることはなく、また、交通騒音は抑うつ症状を悪化させた。
なお、鳥の鳴き声が2種類以上の異なる鳥の声で試してみたが関係性が見られなかった。
鳥の鳴き声は、精神疾患の予防にも応用ができるとのこと。これはCDなどの音源でも可能。ただし、屋外の自然の中で聞くとさらに強力であると推測されている。
ヒーリングミュージックでは、自然の音源として鳥のさえずりがよく入っているけれども、鳥のさえずりだけでも効果がある様だ。ただし、養鶏所で聞くアレとは多分違うんだろうな。
さえずりだけなら、スマホの中にいっぱい流れてくるんだけれど、あまり読んでいると胸くそ悪いものを見てしまうし、時間が無駄に溶けてしまう。