【花粉症や風邪にも】鼻うがいが本当に効果があるのか検証したぞ
3月4月になると花粉症の症状がひどくて、鼻の中をどうにかしたいといろいろと考えていた。
ある年は非常に花粉が多くなって、一時間ごとに鼻をかんで鼻汁を吐き出していたんだけれど、ちり紙で鼻を拭いていると皮膚が荒れて痛くなる。ティッシュでもこすりすぎると炎症を起こすって身をもって知った。
目のかゆさはなんとかやり過ごしても、鼻水が流れてくるのはやり過ごせない。鼻水が出てくるので集中力が保てなくなる。鼻水をだらだらと垂らして仕事が出来る環境なら、そのままでもいられるんだけれど。
粘膜をレーザーで焼くという方法もあったんだけれど、外科手術をするというのもあまりピンとこなくて、とりあえず鼻の中を掃除したい。
点鼻薬というよりは、鼻の中にシャワーをする要領で、スプレー型の洗浄薬を買って使ってはみたものの、ちっとも効かなかったりで、良いものがないものかなとさまよっていた。
当時、野口整体をしている同僚から聞いたのが、断食して水を一杯飲むといい、来年はよくなっている。と言うことを聞いたんだけれど、断食できる用意が出来ず、試そうにも試すことが出来なかった。なんとなく効きそうな気はしていたんだけれども。
で、今は鼻うがいで落ち着いているけれども、洗浄液が無くなったので、重曹を溶いた水を作っている。水道水はそのまま使うと結構きついので少し塩分濃度があるとしみなくなる。
いまは、あまり症状が出なくなってマスクだけでやり過ごせている。腸内環境を改善できたのが大きい要因かなと思っている。
鼻うがいはネティといって、ヨガのエクササイズ。ネティポットに温めた塩水を片鼻に入れて、片方の鼻孔から出す。口から出しても良いけれど。
でも、使う水に気をつけないと消毒してない天然水を使ったら、細菌が奥の鼻腔に入ってしまって、悪さをされてしまうことがあるから。致死率100%にちかい、脳食いアメーバが寄生するニュースもあったくらい。できるなら煮沸した水道水に塩を入れるのが無難かな。塩も添加物が多いものは避けて。日本の上水道は優秀なので、大丈夫とは思うけれども。
スタンフォード大学医学部耳鼻咽喉科のザラ・パテル博士は非常に高いレベルのエビデンス、ランダム化比較試験のエビデンスがあり、鼻うがいの効果は実証されているとのこと。
鼻の粘膜はウィルスや、細菌、アレルゲン、汚染物質などを捕まえて、鼻汁で洗い流してくれる。それでも、流しきれなかった物質によって炎症などを起こしてしまう。そんなときに鼻うがいをすると異物を洗い流してくれる。
最大規模の研究の一つとして、2008年に発表されたチェコ共和国で風邪やインフルエンザにかかった6歳から10歳の子ども約400人を対象に1日に数回、塩水で鼻うがいを行った子どもはしてない子どもと比べて、症状が早く治まり、学校を休む日数が少なかったという。
なお、コロナウィルスに有効なのかというと、あまり変わらないという。感染した患者を対象にした研究で、1日2回21日間洗浄した参加者としなかった参加者とで比べたら、ウィルス量が変わっていなかったとのこと。
それはウィルスの繁殖が早くて、流してもすぐに増えてしまうからだそうで。
まあ、人にうつさないという点では、くしゃみの回数が少しは減らせられるだろうから、感染リスクをわずかに減らせられるかなと考える。
気分転換にもなるので、シーズン本番になる前に鼻うがいをしておくのも薦めますね。
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