【電気のいらないドローングリッパー】枝にぶら下がれるドローンを開発してるぞ
3Dプリンタと一緒に令和三種の神器に、ドローンを入れてみるのも悪くないかな。でも、まだ趣味の範囲を抜け切れてないし、家庭の普及率も全然だから、まだその段階でもなさそう。
趣味で飛ばしている人は増えてきているけれど、実用的にいかせるようになるまでは、まだまだ時間がかかりそう。
結局頭上高く飛ばしているから、落ちた時のリスクがあるわけですよ。マルチコプターはとまっても、プロペラがあるからゆっくり落ちるとは聞いたことがあるけれど、それでもあぶないっちゃアブナイし。
まずは配送用のドローンの実用化かな。持ち上げたダンボールを途中で離しちゃったりしたら大惨事だし、それこそ強いアームが必要になるだろうけれど、稼働時間が短くなったりするんだろうか。
アメリカ、コロラド州立大学機械工学科の研究チームは、消費電力なしで物体をつかめるグリッパーを開発した。グリッパーとはつかむモノ。
消費電力が無いので、余分な電気を消耗せず枝にぶら下がって待機することが出来る。
従来のグリッパーはモーターを用いて、グリップを固定していたのでエネルギーが必要だった。しかも、グリップを離すにも電力が必要だったので、つかむ離すという単純な動作でさえ、稼働時間が限られているドローンにとってはこの消費電力も問題ではあった。
研究チームは機械仕掛けで動作するグリッパーを開発。
開いている指先の真ん中に衝撃パッドが着いており、そのパッドに対象物が触れると、左右の爪が挟んでくる。このまま、任意の場所に運んで対象を下ろすと、荷重が無くなった状態になり、爪が開く機構になっている。
これはドローン自身でつるした格好でいることも出来るので、さながらコウモリのようにぶら下がって、待機することだって出来る。
これは宅配ドローンとしての利用も検討できるだろうし、消費電力の低い期待であれば、配送業者も導入を考えるかも。
実験段階では3.7キロまで持ち上げたというので、十分に実用的な性能なのでは。まあ、米や食材系は無理かな。
このアタッチメントだけでも、売れるのではないか。配送するだけなら、重たいマニピュレータは適材とはいえないしね。