溶解可能なニードルパッチでハゲの根本的治療方を開発したぞ
たまにTwitterのタイムラインに流れてくるのが、薄毛治療の専門家の話で、毛穴に詰まった汚れを取っても、ハゲるときはハゲる。生活習慣を改善してもハゲるときはハゲる。海藻を食べても毛は生えない。頭皮マッサージをしても50年前の迷信。などなど、身も蓋もない回答で薄毛に悩む中年男性を絶望にぶち込んでいく画像があって、我々には希望はないのだと諦めさせようとする。
それも昔の話ではあるわけで、ミノキシジルなりプロペシアなりは、科学的に効果はあったと認められているわけで、希望はまだ残されている。奇跡は起きます、起こして見せます。育毛外来というのもあるけれど、結構な数があるので、これはよくよく確かめて探した方がよさそう。
中国の浙江大学で開発したマイクロニードルパッチで頭皮に微細な針がたくさんついたパッチをあてがうことで、毛を再生する治療法を発表。
一般的な脱毛状態はアンドロゲン性脱毛症とよばれ、栄養素、サイトカイン、その他の必須分子が供給されなくなってしまうこと。そして、頭皮に活性酸素が蓄積すると、髪を成長させる細胞がとっとと死んでしまう。まあ、ストレスも関連しているということ。
マイクロニードルパッチは、セリウムを含むナノ粒子を皮膚の深部の毛根近くに送りつけ、髪の再生を促進する。
マウスで実験をしたところ、ミノキシジルの投与と比較した結果、セリウムを含んだマイクロニードルパッチがより速くマウスに毛をもたらしたという。
むかし、育毛剤と専用ブラシがついていた製品があって、育毛剤をかけたらそのブラシで頭を軽く叩くやつ。叩いて増やせ、みたいなキャッチフレーズで。
頭皮の血行を改善することと、毛穴に薬剤を浸透させるためにしなるブラシを用意したんだろうけれど、叩き具合の適度がわからなくて、いたずらに頭皮を傷つけていたのかもわからんね。
当時は新奇性もあったし、具体的にも見えていたし、ブラシで叩くと言うことに育毛に励んでいるというアクションがあったから、人気はあったみたいだけど。当時のドラマでもブラシで頭を叩いているシーンを何度か見た覚えがあったんだよね。
今さらだけど、頭皮を叩くのはNGですよ。