【透明になるマウス】マウスをまるごと透明化し細胞1つ単位で観察できたぞ
インビジブルと言う映画があって、国家機密の研究プロジェクトで人間を透明にする技術を開発していたら、天才だけど野心が大きい科学者が自分自身で透明化させてしまう。
どれくらい透明になるかというと、全部見えない。屈折率もありそうな脂肪も全然見えない。全く持っての透明人間になって、面白いことをするのかなと思ったら、血なまぐさいことを平然とする。
生きてはいるから体温を持っているので赤外線スコープで見ることが出来る。それがないとまともに対抗できないから、どんどん、仲間が殺されてしまう。
全透明化になる前に体中の血管が写っている描写があるのだけれど、この状態はある意味貴重な部分ではある。活動的な状態で血管の状態を見られるなんて、よっぽど高度な機械じゃないと出来ない。
一般化して、医療の現場で使われたら、それだけで価値のある研究がガンガン進むと思う。
理化学研究所と東京大学、科学技術振興機構は全脳イメージング解析技術の透明化試薬を用いて、マウス個体全身の遺伝子の働きや、細胞ネットワーク構造を三次元データとして取得し、病理解析や解剖学に応用するための基盤技術を開発した。
この技術によって、マウスの全身と臓器をまるごと透明化することが出来るようになって、細胞の一つ一つを識別できるので、1細胞の解像度で観察が出来るようになった。
マウスの個体全身を透明化することで、遺伝子学的に組み込んだ蛍光タンパク質や、臓器などの構造を取得するための核染色剤も可視化が出来るようになった。
なにを言っているのかわからねーが、全ての組織を透明化できたから、入力と出力でしかわからなかった部分も、見えていなかった部分が見えるようになったので、具体的なメカニズムがこれからはどんどん見つかっていくだろうと言うことでいいかな。
主な試薬や実験はマウスを用いてされていくわけだけれど、この透明化が人体でも出来れば、研究はさらに加速するだろう。だけど、人間の場合は脂肪が厚いから、マウスと同じようにはうまく映らないんじゃないかなと思ったりする。
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