組織工学でウサギの子宮を作った
組織工学というのは、細胞を組み合わせたり、材料工学の手法を取り入れたり、生化学的や物理化学的な因子を作って、生物の組織を改善したり置き換えたりするもの。
何を言っているのか分からねーかもしれないが、ざつに言うと生きている組織を工学的なアプローチで、失ったり使えなくなった組織を置き換えてしまう。
英語でティッシュエンジニアリング(tissue engineering)と言って、その実績とやらは、随分昔からテレビでも見られたんだけど、犬の座骨神経をつなぎ合わせたり、ネズミに人間の耳をくっつけてしまったりなど、
不可能だと思っていた生体部分の接続を実現してしまった。この技術は事故で神経を失ってしまった手足や病気で機能が衰えた臓器の移植もできるのではないかとも。
臓器の代替ができるようになれば、臓器移植の需要もなくなっていくだろうけれど、まあ、一部の外国ではそういうのを見過ごさなかったりするのかもね。それはさておき。
重度の損傷を受けたウサギの子宮を細胞組織工学を用いて修復成功したという研究結果。
ラットよりも大きいウサギでそれが実現できたのはまずは一歩進めたんだろうと感じる。
ちなみにこの生体工学技術でヒトの膀胱、血管、尿道、膣は既に利用されているそうな。もう、ここまで進んでいたのか。
子宮も修復ができるようになったら、今度は前立腺かな。
人体の部品がこうして再生できる未来は若返りを願う次のビジネスに発展しそう。
格闘家やアスリートだって、さらに現役期間を延ばせるかもしれないしね。筋肉や靱帯もそうだけど、心臓だって取り替えられるようになったら、寿命のびるね。120歳くらい。
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