【鼻を冷やさないで】鼻の温度が低下すると免疫が落ちてしまうぞ
小学生の頃は、耳鼻がホントに弱くて、いろいろと迷惑をかけていた。鼻が弱かったのは生まれた頃からのようで、よく鼻を詰まらせて大量の鼻水を溜めていた。鼻をかむ習慣を付けるようにと親から言われていたけれど、その重要性をよく理解していなくて、学校の中でもずいぶんと鼻水を垂らしていた。
鼻の中をスッキリさせることがとても大事なことだと長い時間を経てようやく理解できたけれど、小学生中学生の頃は冬になるとやたらと風邪を引いていたのは、まだ鼻が弱かったのかもしれない。
鼻をかむ習慣は身についても、鼻をほじる癖は抜けられなかった。指先が余り清潔で無かったのだろう。鼻をほじることがどれだけ危ないことかを知るのはずっと後になってわかったわけで。
アメリカ、ハーバード大学医学部、マサチューセッツ工科大学の研究チームはノースイースタン大学の研究者と共に、上気道感染症の原因となるウィルスによる、これまで知られていなかった鼻の中の免疫反応を発見した。
従来、風邪やインフルエンザの季節は涼しい時期に発生すると考えられていた。それは、人々が空気中のウィルスがより広がりやすくなる屋内に閉じこもっていたからである。
しかし、今回の研究では毎年見られる上気道ウィルス感染症の季節的変動の生物学的根本原因を指摘した。
鼻は外部環境と体内の最初の接触展であり、病気を引き起こす病原体の進入口となる可能性が高い。病原体は吸い込まれたり、手指などで直接鼻の前に付着し、気道を通って体内に入り、細胞に感染し、上気道感染症になる。この病原体から気道がどのようにして身を守っているのかがずっとよくわかっていなかった。
鼻の内部温度は、鼻から吸い込む外気の温度に大きく依存するので鼻の免疫には特に重要である。
室温約23度の環境から、健康なボランティアに気温が3度の場所に15分さらすと、鼻内部の温度が5度程度下がることがわかった。この温度低下を鼻の組織サンプルを調べると、免疫反応の鈍化が観察された。
寒い場所にいると鼻の免疫能力が下がってしまうから、万全を期すなら外でもマスクをして鼻を冷やさないことが大事だね。
鼻をほじると指先に付いた病原体をダイレクトに送ることにもなってしまうから、本当に気をつけたいところ。寒いと鼻の中が乾燥してしまうから、中の鼻水が固まりやすくなるので、困るんですよね。
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