【マイクロスリープが事故の前兆】居眠り運転の直前に瞬眠を検知したぞ

いまでも、思い出すたびにぞっとするのがバイクに乗っていて、1秒ほど眠ってしまったことがあって、そのときセンターラインを割って逆走してしまった。

それがあるので、なるべく仮眠を取る習慣を持つようになってから、そういったことが無くなってきたけれど、睡眠不足だった時期は日中も眠くなることがしばしばある。

ドライバーの居眠り運転事故はなかなか報道されてないけれど、それなりに件数はあるだろう。納期に間に合わせなければならない故、ドライバーは身を削って、荷物を届けてくれる。運送業の人たちには感謝しかない。

長距離ドライバーは火のついたタバコを指に挟んでいると聞いたことがあって、眠ってしまったときにたばこの火が指に届いて、眠気を覚ましてくれるという。


広島大学大学院医学系科学研究科睡眠医学講座、同大学院人間社会科学研究科の研究グループは、52件のトラックドライバーの居眠り運転事故を研究し、特に居眠り運転事故直前のドライブレコーダー映像の詳細な分析から、衝突直前の運転中の居眠りの実態がマイクロスリープであることを突き止めた。

52件の事故は、全例男性ドライバー、一般道路での事故が33件、高速道路が19件、日勤帯での事故が4件、夜勤帯での事故が28件だった。ドライブレコーダー映像から、ドライバーの行動と車両挙動を同時に1秒ごとに分析したところ、マイクロスリープが事故直前に頻発していた。

さらにマイクロスリープ関連行動は①抗眠気行動、②マイクロスリープ行動兆候、③車両挙動以上の3つに分類され、抗眠気行動の増加、眠気が強まり抗眠気行動が減少、マイクロスリープ行動兆候の増加、車両挙動以上の急増、衝突の段階的変化の過程が明らかになった。

年齢的には若年層、時間帯的には夕方、深夜、早朝に多い傾向にあった。

つまり、マイクロスリープが起きたら、事故を起こす可能性が高くなると言うこと。

自分も夏は特に起こりえることがあるので、注意しなくては。特に車は景色が変わりにくい高速道路なんか、眠気誘いますよね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?