【防弾チョッキに新たな材料】ケブラー繊維を越えるナノファイバーマットを開発したぞ

防弾チョッキに求められる性能は銃弾を貫通させず通さないことがまず挙げられるけれど、防弾チョッキがそれだけ貫通力に対して強い効果があったとしても、人体に衝撃が伝わってしまう。

口径の小さい拳銃一発なら、喰らっても痛いで済むけれど、至近距離でマグナムやショットガンを受けたら、内臓に深刻なダメージを受けてしまうのは間違いない。

防弾チョッキの性能を示すために自身で身体を打つ番組があったんだけれど、本人は無事だったけれど、その衝撃は見ててとても痛そうに見えた。

昨今、拳銃の弾もパワーアップしているみたいだから、防弾チョッキも日々進化することを求められている。それを着て仕事をしている警官や軍警に方々に幸運がありますように。


アメリカ、ウィスコンシン大学マディソン鉱物理学部の研究チームは、鋼鉄やケブラー生地よりも優れたナノファイバー生地を作成した。

このナノファイバー生地は多層カーボンナノチューブ(各層にわずか1原子の厚さのカーボンシリンダー)とケブラーナノファイバーを組み合わせて、作られたもので、強度は鋼鉄の20倍ほどあるとか。もはや刃物も通さないのでは。

さらに衝撃吸収性が向上し、音速の障礙規則でもエネルギー散逸性能がほぼ100%向上したという。

このすごい生地は防弾チョッキ以外にも、宇宙船にも応用が利くかもしれないとのこと。それもあるけど、高所で仕事する人や登山で危険な山に挑んでいる人のインナーにも使えるかもしれない。凍ってしまったら役に立たないかもしれないかな。

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