【コイルのないスピーカー】紙のように薄いスピーカーを開発したぞ
スピーカーというのは正式名称はラウドスピーカー(loudspeaker)と言って、電気信号を物理的振動に変換する装置。初めてのスピーカーは1925年にエドワードW・ケロッグとチェスターW・ライスが発明して、後にアメリカ特許を取得した。
電気信号がボイスコイルを通ると振動をするので、そこにコーン紙と呼ばれる部品に伝わると空気を振動させる。これで、音が伝わっていく。
これはコーン型で、ドーム型は半球状になった振動板を動かして音を出す仕組み。なお、指向性があるので、遠くに向かって音を飛ばすことも出来る。
メガホンのような形をしているホーン型は、振動板がメガホンのようになっているので、音圧を高めて広がりのある音が出せる。市区町村の公的放送なんかはこんなのが多い。あれ、響きすぎてなにを言っているのかわからない時があるよね。
ずっと前からあるけれど、窓ガラスなどを振動版にしてスピーカーにするガジェットとかもあって、音質はそれほどでは無いけれど結構響く。机の上でも出来るので、ラジオやポッドキャストなどを聞く時はちょっと便利になるかな。
アメリカ、マサチューセッツ工科大学の研究者はあらゆる表面をスピーカーに変えることが出来る紙のように薄いスピーカーを開発した。部屋の壁にだってつけられる。
なにがすごいって、ワイヤーコイルを使わなくていい。ただ、電極をつなぐだけで、薄い紙のようなスピーカーが音を出す。
この薄型スピーカーは圧電素子を用いて、本来のスピーカーの構造を簡略化しており、なんと圧電素子が薄い層状のドーム型になっているので、この小さな複数のドーム型スピーカーが音を出す。
ということは、部屋の壁紙一面に薄膜スピーカーを貼り付けたら、めちゃめちゃ音響のいい環境が作れるのでは。しかし低音はどうなんだろうな。
時々見かけるすごい音を出している車がいるけれど、デカいスピーカー積んでいるんだろうな。いずれは外層全体がスピーカーにして、めちゃめちゃアピールすることもあるだろうね。ゲーミングなんとかみたいにして。