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【フィンブル冬と536年の火山噴火】ラグナロクの元ネタとされる気象現象があったぞ
フィンブル冬とは何だったのか
北欧神話における「フィンブル冬」は、世界の終末「ラグナロク」の前触れとして語られているよ。3年間もの間、雪が吹き荒れ、飢饉や争いが人々を苦しめるとされている。神話の中では、この苛酷な冬がすべての始まりであり終わりでもあるようだ。この物語を聞くと、神話の中だけの出来事のように思えるかもしれないけど、歴史的な出来事と関連している可能性があるらしい。
歴史に隠された「火山の冬」
西暦536年、北半球で複数の火山が噴火し、その影響で「火山の冬」と呼ばれる時代がやってきたよ。この時期、太陽の光は厚い灰や硫黄ガスに遮られ、地球全体の気温が急激に下がった。ヨーロッパでは夏でも凍えるような寒さに見舞われ、中国では雪が降り、ペルーでは干ばつが発生したという記録があるんだ。さらに、その後にはペストの流行も起きて、人類にとってまさに試練の時代だったみたいだ。
この「火山の冬」がデンマークにもたらした影響について、最近の研究がいろいろと明らかにしているよ。デンマーク国立博物館では、536年から542年の間、オーク材の年輪がほとんど成長していないことを発見した。これって、当時の寒さや農業の壊滅的な状況を物語っているみたいだね。
神話と歴史が交差する瞬間
興味深いのは、この厳しい時代が北欧神話におけるフィンブル冬の起源だったかもしれないという点だよ。デンマークでは、金製品が神々への捧げ物として埋められた跡が見つかっている。特に、「太陽を取り戻すための祈り」として捧げられた可能性が指摘されているんだ。それ以降、金の宝物はほとんど見つからなくなったことから、人々がすべてを出し尽くした証拠ともいえるのかもね。
一方で、極寒を生き延びた人々は食料安全保障のために新しい工夫を取り入れたようだ。その一つが「ライ麦」の普及だよ。ライ麦は他の穀物よりも少ない日光でも育つので、この過酷な環境に適していたみたいだ。結果として、ライ麦はその後の北欧地域の重要な食糧となっていったようだね。
歴史は繰り返されるのか
フィンブル冬と火山の冬。この2つが偶然の一致とは言い切れないのが面白いところだよ。北欧神話がただの物語以上のものを伝えているのだとしたら、古代の人々が自然災害をどう受け止め、それをどのように物語として残したかを考える良いきっかけになるね。
「火山が噴火して太陽が隠れた536年、北欧のバイキングたちは『太陽に会いたい』と嘆いていたそうです。でもその時、物理学者が『太陽なんて実は量子力学的に考えると、見えているときも見えていないときも重ね合わせの状態なんですよ』と説明したところ、バイキングたちは『そうか!じゃあ俺たちの太陽は今シュレーディンガーの箱の中にいるのか!』と勘違いして、巨大な木箱を作って空に向けて置いておいたという伝説が...あったらおもしろいですね」
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