【体内に3Dプリンタ】体内の傷を3Dプリンタが直してくれるぞ
3Dプリンタがこの21世紀の大きな発明じゃないかなと思うけれども、まだ20年くらいしか進んでないから、この先もっとすごいものが出てくるかもしれない。でも、3Dプリンタは想像を現実にさせる画期的な技術だ。
破損したおもちゃの部品も作れるし、自分の好みの形に作ることもできる。しかも、牛肉の成形にも使えたりする。
これがさらに巨大な規模になったら、建物も建造できる。建築のこれからは3Dプリンタができるドローンが現れる現場が増えていくかもしれない。
一家に一台、3Dプリンタ。DIYの範疇でも、ホビーの1つでも、何かを作るという楽しみを趣味にする人がもっと増えていくだろう。きっと、もっと可能性が見いだせると思う。
オーストラリア、ニューサウスウェールズ大学は生きた細胞を内臓に直接3Dプリントし、オールインワンの内視鏡手術ツールとして使用できるプロトタイプの内視鏡を開発した。同大学で開発された3Dバイオプリンターは豚の内臓の表面に様々な形状の材料を3Dプリントすることができた。
この大学の技術者は小型で柔軟なソフトロボットアームを開発。3Dバイオプリンティングはバイオインクという生体部品を作成し、自然な組織のような構造を構築する。
F3DBと呼ばれるこのプリンターはバイオインクを印刷する操作性の高い回転ヘッドが蛇のように長く柔軟なロボットアームの先端に取り付けられている。
研究チームは、さらに開発を進め5-7年以内に医療従事者がこの技術で小さな皮膚切開から体内の届きにくい場所にアクセスできるようになる可能性があると述べている。
研究チームは人工結腸でテストし、3Dプリントに成功。また、豚の腎臓の表面に異なる形状の様々な材料を3Dプリントすることにも成功した。
既存の3Dバイオプリント技術では、生体材料を体外で作る必要があった。そして、それを人に移植すると感染リスクを高める大きな開腹手術が必要であった。しかし、今回の3Dバイオプリンターは低侵襲であり、標的の組織や臓器に直接印刷をすることができる。
研究者らは将来の医療用とのため、さらに小さくすることを考えており、それは容易であると述べている。
胃や腸の手術において、糸で縫う以外にバイオインクで修復するという方法がつかえれば、身体の負担もより小さくなるし、予後も回復も早くなるだろう。そのバイオインクというのもまたすごいな。iPS細胞とも相性が良さそうだ。