【自己修復するスキンが登場】生きた皮膚で覆われた指ロボットを開発したぞ
最近は聞かなくなったけれど、殺人サイボーグの代名詞としてなだかいターミネーターが公開されて、36年経っていた。2029年から送られた殺人サイボーグと戦う話だけれど、あと7年でスカイネットと人類は戦っているかもしれないぞ。
人気を不動のものにしたターミネーター2のワンシーンで、スカイネットの出現に大きく関わるエンジニアの前で、T800が自らの腕を切り裂いてサイボーグの骨格を見せるのだけれど、あの切り取った腕の部分はあとで修復されている。どうやら、自己修復が出来て傷跡ものこさないほどの回復力らしい。
T800は擬態様生体組織というものでカバーリングしており、金属骨格を覆い被せて、成人男性に擬態している。髪の毛も爪も全部それ。非常に高度な再生能力を持っており、切創や銃創などの小規模な破損ならば、数日から数週間で再生するという。人間にもほしい。でも、メンテが出来ていないとやっぱり老化するという。
東京大学院情報理工学研究科を中心とした研究グループは人の皮膚細胞から培養皮膚を作成し、細胞由来の生きた皮膚を持つ指型のロボットを開発した。
この皮膚は自己修復能力を持っており、将来的には義手や義足に、化粧品や医薬品の開発などに期待されているという。
AI技術が張ってシンしたことにより、ロボットが活躍できるシーンが増えてきている。かつては工場で危険な仕事をしていたものが、ヒトが近くにいる社会の場で共に働くようになった。
ロボットが周囲の環境によって、外層を破損することが多く、それを放置していると修理コストがどんどん増えていく。回収して修理をするたびにコストが増えていく。
今回の指ロボットに使われる培養皮膚により、傷口が自己修復すれば、修理コストが削減できるだろう。見た目、ぷるぷるしている。気持ちよさそう。
いずれは人間によくもしたアンドロイドにこのような素材が使われるだろう。痛みを覚えたロボットなら、よりヒトに近いものができるはず。
人間に近いアンドロイドが現れたら、おそらくヒトよりも美しい造形をしているだろう。我々はもし目の前でそれほどに美しいものに出会ってしまったら、正気でいられるだろうかとふと思う。
いいなと思ったら応援しよう!
