【環境問題に1つの光】破壊されたオゾン層が数十年で回復する見込みが立ったぞ
昔、エアガンでサバイバルゲームをしていた時期があって、当時はポンプアクションを使っていたけれど、友達がガスガンを使っていたので、それを見てて使い勝手が良さそうに見えた。
ガスを使っていないポンプアクションは一発撃つたびに蒼天をしなくてはならなくて、その点ガス銃は弾が尽きるまで何発も撃つことが出来た。
後にガス銃を手に入れて、ゲームに興じていたけれど、そのごフロンガスを規制する動きが始まり、自分も地球の環境を守ろうと思って、フロンガスを使うことをやめた。
フロンガスは燃えにくくて、分解もされず、人体に無害であるため、様々な用途で使い勝手の良かったガスだった。スプレー缶や冷蔵庫、エアコンの触媒にも使われていた。
しかし、これが世界中で使い始めたから、南極北極のオゾン層に穴が開き始めた。オゾンホールと呼ばれるこの穴から、宇宙からの大量の紫外線が降り注ぐ。紫外線は皮膚ガンや白内障のリスクがあるし、人間以外にも植物や水生生物にも悪影響を与える。
当時はいいものだと思われていたけれど、あわててフロンガスの使用を控えるようになってしまった。オゾンホールが開いたまま人類は過ちを精算できるのかという話になってしまったわけで。
今年の1月9日に発表された国連の報告書によると地球のオゾン層は40年以内に回復する見込みであると発表した。
モントリオール議定書の進捗状況について、4年ごとに発表される申告書では、禁止されているオゾン層破壊物質のほぼ99%が段階的に禁止されたことを画確認された。
モントリオール議定書は1987年9月に署名された多国間環境協定で、約100種類の人工化学物質、いわゆる「オゾン層破壊物質(ODS)」の消費と生産を規制している。
オゾン層を保護する成層圏上部のオゾン層が回復し、人間が太陽から浴びる有害な紫外線が減少したのは、この全面的な段階的削減によるもの。
国連環境計画(UNEP)オゾン事務局のメグ・セキ事務局長は「モントリオール議定書が「気候変動の緩和に与えた影響は、いくら強調してもし過ぎることは無い。この35年間で、議定書は環境のための真のチャンピオンになった。価額評価パネルが実施する評価とレビューは、政策と意志決定者に情報を提供する上で、議定書の活動の重要な要素であり続けています」
オゾン層に穴が開いていることは1985年5月、イギリス南極観測所の3人の科学者によって発表された。
今回の報告書によると、原罪の政策のままであれば、2040年までにオゾン層は1980年の値まで回復すると予想されている。南極では2066年頃、北極では2045年頃までに回復すると予想。
この議定書により、気候変動を緩和する取り組みに貢献しており、推定0.5℃のの地球温暖化回避に寄与しているという。
人類やれば出来るじゃん。環境を破壊している問題はまだまだいっぱいあるし、解決が難しいこともいっぱいあるだろうし、新しい問題が現れるかもしれない。差し引きしてもまだマイナスになるのだろうけれど、みなガちゃんと手を合わせれば、問題が解決できるんだってことはこの先の将来にもちょっとだけ希望を感じる。
自己主張ばかりの人類社会だけど、いつか国の違いも関係なく、同じ地球人としてのアイデンティティーを確立する日が来るだろうか。率直に自分が生きている間は無いだろうなと思っているけれど。