【ミツバチの巣の様に建造】ドローンで建物を3Dプリントするぞ
3Dプリンタは面白そうだなと思いつつも、それを作る目的がないから購入に至る程の衝動はない。身近な人間が3Dプリンタを持っていたら、見せてもらいたいという気持ちはあるけれど。
様々な立体が作れるというすごい機械ではあるけれど、これを作ってみたいなという気分にならないのは今まで作ってこなかったからなのか、こういう立体を作ってみたいと思える人はプラモデルやフィギュアなどに親しんできた人あたりが、きっと需要あるんだろうなと思ったり。
最近は遺影の代わりに故人の人形を作るサービスもあって、これからの弔いの形は3Dプリンタの活躍の場が増えていくのかな。
あと、図鑑に載っている昆虫や動物も3Dプリンタで製造できれば、より立体感を持って、動物の生態に親しめるだろう。
ミニチュアなら、スカイツリーやドバイのブルジュ・ハリファみたいな高層ビルなんかも作ってみたら楽しいね。サグラダファミリアとかも。
イギリス、インペリアルカレッジロンドン大学とスイス連邦材料科学研究所Empaの主導する研究チームが発表したのはドローンを用いて3Dプリンタを実行していくシステム。自律飛行をしながら素材を出して造形していく。
3Dプリンタで建造物を作るというアイディアは他でもあったけれど、部品を付くって、組み立てるといったものだった。
しかし、建物が大きくなれば、それだけ大規模な3Dプリンタを開発しなければならない。
この課題に対して、研究チームはミツバチからインスピレーションを得て設計された構造を3Dプリントするドローンを設計した。蜂の巣と同様にドローンは独立して動作するけれど、チームとして機能する。
この研究は、高層ビルなどの届きにくい場所での建設や修理に役立つ可能性があるという。まあ、切り立った崖の横っ淵などに観測所を設けるとか、そういうニッチなシーンでも活躍できるのでは。
屋外で可能にするには、風の強い場所ではちょっと難しいかもしれないし、製造単位が5ミリ程度なので、もっと開発が進められて精度の高い構造物が作られれば、需要が高まりそう。
ドローンの数があればある程、構造物を創造するスピードも速くなる。一夜にして、突如ヘンテコなオブジェが現れたらそれはびっくりするだろう。
伸びしろが期待できる研究分野に見える。足場の作れなさそうな場所で、こういうドローンがミツバチが巣を作る様に構造物が作られるとことをちょっと見てみたい気もする。