【感情の可視化】熟練医師が手術中の感情をモニターできたぞ

ホラーゲームの配信を見ていたとき、心拍数をモニターしている表記があった。おそらく、フィットネストラッカーに搭載されている心拍数モニターを使っていると思う。

ゲームをしているときのリアクションを共感してもらおうと言うことで心拍数を表記していて、ホラーゲームとかFPSあたりで盛り上がるんだろうなと思って、自分もできないか試してみたら、ちょっと面倒な様子だったのでいったん諦めている。

もし、時期がよければ心拍数モニターに挑戦してみようと思うけれども、サーモグラフィーで体温を表示するのもいいじゃないかなって。

最近は脳波も拾えるようになっているので、この手の素直なリアクションモニターはいろんな形で流行るんじゃないかなと思う。


横浜国立大学大学院環境情報研究院と株式会社ミルウスらと共同開発した独自の感情推定モデルを用いて、手術中の意思の感情を神殿センサーとAIを用いて可視化するシステムの開発を行い、センサーを装着した医師の手術中の感情を可視化することを確認した。

これにより、熟練医師でも緊張するシーンの抽出などで、研修医の教育などに有効な情報の抽出が可能となった。

感情は人々のパフォーマンスを左右する重要な指標になっている。スポーツ選手のパフォーマンスは感情によって大きく左右されることはよく知られている。医師の仕事もまた術中のステージでどのように感情をコントロールしているかを見られることは、研修医の教育などに非常に有効になる。

今回の研究はAiによる手術中の意思の感情推定実験を行いその有効性を示すことができた。

このシステムは胸に貼り付ける心電センサー波形を入力するPCのアプリとして動作する。手術中に記録した術野の画面とその時点の喜怒哀楽といった感情の動きを感情円環頭上に表示する。

これにより、経験豊富な医師でも緊張する手術のステージを把握できる。このシステムにより、多くの医師のデータを集めることで主観の共有で積み重なっていたノウハウに加えて、客観的なデータにも届く知識の共有が可能になった。

感情の可視化により、熟練医師のメンタルコントロールが可視化できるようになったのはすごい。医師に限らず、アスリートやプロゲーマーなどのメンタルログが記録できたら、より最適なメンタルコントロールが実現できるだろう。

もっと、手軽に使えるようになったらいいな。いずれはお互いの気持ちをシェアしあうアプリなんかもできるかもしれない。


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