ジェットコースターで腎臓結石を落としてみよう

腎臓結石と言う男性に多くて、それは中高年には恐怖の対象でもあるもの。こんな小さな石塊が激痛をもたらすのだから。最近、親戚筋で尿路結石ができてしまった人がいて、それは苦しんでいたようなんだけれど、ある日それがおしっこと一緒に出てきたらしくて、手術をする前だったのでホッとしたというお知らせが。

で、腎臓結石というこの四文字は字面からして恐ろしさを感じるけれど、画像検索をするとさらに怖い。まるで、歌舞伎揚げのような形をしているものもあれば、石器時代に使っていたであろう皮をなめしていた石の刃物を固め合わせたようなものまである。

指先でぎゅっとつまめば切れてしまいそうな鋭い石が尿路に突き刺さるのだ。それは痛いだろう。

世界最大の腎臓結石という画像を見つけたが、全長5センチはあるであろう大きさで、かりんとうをくっつき合わせたような形をしていた。腎臓の中で尿路にも行けずに育ったんだろうと思う。

とりあえずはこんな小さな石塊を身体の中で育てないように水はこまめに飲んで、運動とよい食事を心がける。シュウ酸が気になるけれど、牛乳を飲むとカルシウムとくっついて流れてくれるそうだから、牛乳は冷蔵庫に備えておくべきだろう。


ミシガン州大学の研究者たちが「American Osteopathic Association」で発表した論文ではジェットコースターにのると腎臓結石のモデルから結石がよく落ちるという発表。

研究者たちは腎臓と尿路のモデルを作成し、異なる腎臓の形を3種類用意、腎結石の入った腎臓モデルをもってフロリダ州オーランドにあるウォルトディズニーワールドのビックサンダーマウンテンに20回乗車。

ビッグサンダーマウンテンには乗車する場所も考えて、60回乗車した。腎結石の量や腎盂腎モデルの形に関係なく、最大で6割以上の結石が通過した。

ジェットコースターの座席が前の方になると16.7%。後ろの方になると63.9%の通過率だった。

後部座席にいる方が加速の幅が大きくて、腎臓内の水分に対流が起きやすいのかな。

腎臓結石持ちには、希望が持てるニュースでは。この論文は2018年にイグノーベル医学賞を受賞しているという。つまり科学的なエビデンスというお墨付きと思ってもいいだろう。

はたして、ビッグサンダーマウンテンじゃないとできないのだろうか。それともほかの乗り物でも可能なのか。ディズニーワールドのビッグサンダーマウンテンでしか効果が出ないのなら、この治療法は国外のものには高くつく。

とはいえ、国内のジェットコースターでも効果があるかもしれない。試してみる価値はあるだろう。


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