国産手術ロボ、初めての手術。
手術支援ロボットは現在アメリカのインテュイティブサージカル社のダビンチが大きくシェアを占めていて、2018年の時点では世界に5400台が販売されて日本では400台あるという。
意外にあるもんだなと思ったけれど、それでもジャーナリストの見方ではまだ少ないらしい。
ダビンチはフラグシップモデルで約3億円。廉価版で2億円。維持費も年間で1000万から2000万かかるという。なお日本で買うとこの値段、関税やメンテにかかる人件費が含まれるんだとか。
そこに現れたのが国産手術支援ロボット「hinotoriサージカルロボットシステム」川崎重工とシスメックスが共同出資してメディカロイドが開発した。
国産で製作したこのhinotoriは1台1億円。廉価版ダビンチの半分。しかも、ダビンチよりもコンパクトに作られていて、移動も楽。
神戸大病院が14日に前立腺がんの手術に成功したと発表。
患者は73歳男性で前立腺の全摘出手術を4時間半で終えた。輸血の心配も無く、経過は良好という。
同大学病院の執刀医は記者会見で「大きなトラブルもなく百点満点と言っていい」と太鼓判。
腹腔鏡手術よりも可動範囲が広くて、若い医師も手技を習得出来る可能性が高いとのこと。
これから、どんどんロボット手術をする器械が増えていくだろうし、難解な外科手術も成功する確率が上がっていくだろう。
1人の天才外科医にかかる負担がこれからの技術でまかなえるようになるんだろうね。
いずれは5Gによる高速通信でロボット手術は遠隔で行えるようになるし、手術場のシーンはいずれ無人になっていくんだろうな。院内感染の観点から見たら、無人でやれた方が望ましいから。
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