【ドローンで遭難者捜索】ドローン中継でスマホの電波をつないで位置情報を把握するぞ
山岳遭難は年間3000人前後という深刻な問題です。遭難者が持つスマホや携帯電話で救助を要請できればいいのですが、山間部では電波が届かないことが多く、捜索も困難です。そこでソフトバンクは、圏外でも遭難者の位置を瞬時に特定できる新技術を開発しました。ドローンを使って山間部を一時的に圏内にし、携帯回線の位置情報を取得する仕組みです。北海道ニセコ町での実地訓練では、約20秒で位置を特定し、救助隊員も驚きました。
この技術は、携帯電話基地局や通信衛星からの電波を車に積んだ無線中継局の親機が受信し、その電波を無線中継局の子機となるドローンにつないで飛ばすことで実現します。高度100メートルで飛行した場合、数キロの範囲を圏内にできます。取得した位置情報は救助隊のタブレット端末に表示され、遭難者との位置関係も分かります。ドローンにはWi―Fiの電波も射出できるため、他社回線のスマホにも対応できます。
この技術は、山岳救助の効率化と安全性の向上に大きく貢献すると期待されます。ただし、利用には専用アプリを事前にダウンロードする必要があります。登山愛好家の皆さんには、ぜひこの技術を知っていただきたいと思います。
このシステムは、ドローンに無線中継機能を搭載し、通信圏外のエリアに臨時にサービスエリアを構築します。そして、ドローンに搭載した指向性アンテナによって、遭難者のスマホから送信される電波の強度とドローンの位置情報を測定し、遭難者の位置を推定します。この位置情報は、捜索者や遠隔地の捜索関係者がスマホやパソコンでリアルタイムに確認できます。
また、このシステムでは、捜索者もスマホにアプリをインストールすることで、自分の位置情報を共有できます。これにより、捜索者同士の連携や遠隔地からの指示が容易になります。さらに、ドローンは有線給電で長時間飛行できるため、広範囲や深い土砂に埋まった遭難者も見逃さずに捜索できます。
このシステムは、2022年から消防庁の研究課題として採択されており 、北海道倶知安町の羊蹄山ろく消防組合消防本部などで実証実験や試験導入が行われています 。ソフトバンクと東京工業大学は、このシステムの実用化を目指すとともに、ドローンを活用した災害対策や社会課題の解決に向けた研究を進めています。
BingAIで作成
スマホも一人一台は持っている生活の必需品となって久しい。GPS機能があるから、どこにいるかを特定することだってできる。でも、それは都心にいるから可能であって、電波が届かない僻地ではその機能は全く通じなくなる。
自分たちは電波のない生活に不便を感じるようになっているし、電波のインフラがなければ、死活問題にすらなってくる。
だから、少しでも電波がつながることに気づくと巡ってきた幸運のように感じてしまったり。
雪山で遭難事故を起こすと死が間近にあると思うこともあるだろう。かつて、高校生だったころにその学校の教員が遭難で死んだ。そういう知らせが来たということは、おそらく遺体は見つかっていたんだろうと思う。
自分には理解できないが、自分の限界に挑もうと危険な雪山に登る人が後を絶たない。やっぱり、そういうのが好きなんだろう。もし自分が見つからなさそうなところで遭難したら、死を意識せざる得ない。
山に登る人はくれぐれもスマホをなくさないでほしいところ。頑強なケースに入れて、モバイルバッテリーもしっかり常備して。
ドローンが電波をつなげてくれるなら、発見率がぐんと上がるだろう。この技術はもっと広まってほしい。見当がつくなら、ヘリの捜索も少なくて済む。
遺体が見つからなかったというものつらいしね。
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