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【古代の謎を解く木、ツリの復活?—イスラエルで見つかった古代の種子】聖書に記載された古代の種子を再生したぞ

奇跡の発芽、1000年越しの再生

最近、イスラエルのユダヤ砂漠で1,000年以上前の古代の種子が発芽し、驚くべき発見がされました。その木は、聖書に記載された謎の植物「ツリ(Tsori)」ではないかと考えられています。聖書に登場するツリは、癒しの力を持つ樹脂を生み出す木として知られていますが、長い間その正体は不明でした。この発芽した木は、Commiphora属の植物で、遺伝子解析により南アフリカ原産の種と近縁であることがわかりましたが、これまでに知られていなかった新種であることが明らかになったのです。

謎の「ツリ」とは?

「ツリ」は、聖書の中で幾度も登場する植物ですが、詳細はほとんどわかっていませんでした。ギレアデ地方の薬用樹脂「ギレアデのバルサム」と混同されることもありましたが、最新の研究ではこの二つは全く別物であることが示されました。今回の発見では、この発芽した木から採取された樹脂には、抗炎症作用や抗がん作用のある成分が含まれていることが判明しました。ツリが持つとされる癒しの力が、この発見で科学的に証明されつつあるのかもしれませんね。

聖書に記された「ツリ」との関係

ツリは紀元前18世紀から紀元前16世紀にかけて、初期の聖書に登場する植物です。特に「創世記」や「エレミヤ書」などでその名が言及されており、傷を癒す樹脂としての役割が強調されています。今回発見された木も、同様に薬効成分を持っていることから、ツリである可能性が高いと考えられています。ただし、聖書で言及されているツリが本当にこの木と同一であるかは、まだ確定していません。今後の研究によって、さらなる証拠が明らかになることが期待されています。

ユダヤのバルサムとの違い

一方で、当初この木は「ユダヤのバルサム」ではないかとも考えられていました。ユダヤのバルサムは、古代において非常に高価な香料として取引されていた木で、主に香りが重要視されていました。しかし、この新発見の木からは強い香りがほとんど感じられず、ユダヤのバルサムとは異なることがDNA分析や化学分析によって明らかになりました。つまり、ツリは癒しを目的とした植物で、ユダヤのバルサムは香料としての役割が強かったようです。

未来への期待

今回の発見は、古代の謎に一歩近づく重要な発見です。今後、この木がさらに成長し、花や実を付けることで、より多くの情報が得られる可能性があります。また、さらなる遺伝子解析や化学分析により、ツリが持つ薬効成分の詳細が明らかになることが期待されます。もしかすると、この木が現代の医療にも大きな影響を与えるかもしれません。

ツリが本当に聖書に記された植物であれば、私たちは古代の知恵をもう一度取り戻し、新しい形でその恩恵を受けることができるかもしれませんね。

この木が本当に聖書に書かれたツリだったら、次はタイムカプセルから出てきた薬草の栽培キットでも販売されるかもしれないね。科学と歴史が一緒に未来を植える、なんてことになるかも。


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