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研究で判明「夫婦関係とストレス、うつ病との関係」
夫婦関係が一番のストレスだ、という方は少なからずいます。
僕に相談に来る方は、そのような方ばかりなのですが、実際に夫婦関係をストレスはどのような関係にあるのでしょうか。
今回の記事では、様々な研究から紹介します。
夫婦関係のストレスに関する研究
有名なものとして、社会的再適応評定尺度というアメリカのホームズらが開発したストレス測定法があります。
これは、厚生労働省の「心理的負荷による精神障害等に係る業務上外の判断指針」の心理的負荷の強度基準の根拠の一つとして使われているものです。
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ストレスの上位三位はいずれも夫婦関連のものです。
配偶者の死が最上位となっていますが、長年連れ添った配偶者を亡くすことのストレスの大きさは、配偶者からそこに至るまで、いろいろな意味で重要な影響を受けていることを示しています。
また、Kiecolt-Glaserらの研究では、ネガティブな夫婦のやり取り、例えば、批判、非難、無視などはストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を増加させ、免疫機能の低下を招くことが分かりました。
一方で、ポジティブな関係が好影響をもたらす研究もあります。
CohenとWillsは「ソーシャルサポート理論」を提唱し、パートナーからの情緒的なサポートは、ストレスの影響を軽減し、心理的な回復力を高めると述べています。
夫婦関係とうつ病との関係
関連して、夫婦間関係とうつ病との関係に関する研究もご紹介します。
パイケルらの研究では、うつ病の発症に先行するストレスフルな出来事を分析した重要な研究で、夫婦間の不和が主要な要因であることを明らかにしました。
特に、離婚や別居だけでなく、日常的なコミュニケーションの断絶や感情的な疎外も重大なストレス要因として特定されました。
複数のストレスフルな出来事が短期間に起こると、うつ病リスクが大幅に増加するのですが、夫婦間の不和が他のストレス(仕事、家族問題など)と組み合わさると、特に危険としています
ちなみにストレスの影響には性差があることもこの研究で示されました。
女性は夫婦間の問題や家族内の対立により強く影響を受けやすい傾向がある一方で、男性は仕事の問題や社会的地位の変化に敏感であることが示唆された。
また、夫婦間の不和があるとうつ病からの回復が遅れるということを示した研究もあります。
BeachとO'Learyは、夫婦間の葛藤がうつ病患者の回復にどのように影響を与えるかを調査し、以下のことを明らかにしました。
・配偶者間の関係が悪化している場合、うつ病治療(例えば、抗うつ薬や認知行動療法)の効果が減少する。
・夫婦のコミュニケーションが良好であれば、治療の成功率が高まる。
・夫婦関係の改善を目的とした治療(夫婦カウンセリングなど)を組み合わせることで、うつ病からの回復が促進される。
夫婦関係は、ストレスやうつ病の原因にもなり得るし、ストレスやうつの症状を良くすることも悪くすることにも影響を与えるのです。
それだけ大切な夫婦関係、ぜひ良い状態をキープしたいものです。
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