もし斎藤知事のような人が夫だったら、どう関わればいいのか?
ついに、斎藤兵庫県知事に対する、不信任決議案が可決されました。
県議会議員全員が賛成による辞職勧告は、過去に例がないとのことです。
にもかかわらず、自ら辞職せずに、まだ地位に留まろうとしています。
前回の記事で、斎藤知事が、自己愛性パーソナリティ障害である可能性をお伝えしました。
パートナーが自己愛性パーソナリティ障害の場合
自己愛性パーソナリティ障害とは、「自分は特別な存在だ」という誇大な自己イメージを抱くことで、人間関係上の支障が生じるものです。次の3つの行動的な特徴がみられます。
誇大性:「自分は特別な扱いをうける存在だ」という現実よりも誇大した自分のイメージがある。
過剰な評価欲求:「自分は特別だから褒められて当然だ」という考えを持っている。そのため、他人からの批判に敏感で傷ついたり、ひどく怒ったりする。
共感性の欠如:「自分が世界の中心だ」と思い、他人への思いやりを持ちにくい。
もし、パートナーが自己愛性パーソナリティ障害の場合、家庭では、以下のような言動・行動に表れます。
・家族など身近な人を自分の思いどおりにコントロールしようとしてしまう
・家族など身近な人が、自分の思いどおりにならないとき、冷静さを失って反応的になりやすい(=思いどおりにならないことへの耐性が低い)
・家族など身近な人との間に、「双方が幸せで満たされた関係」を築くのが難しい(相手に我慢させるか、もしくは自分が我慢するか、あるいはその両方かになりやすい)
パワハラ、モラハラなどの、ドメスティックバイオレンスのほか、引きこもり、うつ、摂食障害を引き起こす要因となります。
自己愛性パーソナリティー障害の原因
自己愛性パーソナリティ障害の原因を「これだ」とはっきり断定することは難しいといわれていますが、生まれつきもっている気質と育ってきた環境に要因があるといわれています。
環境要因については、様々な考え方がありますが、ここではハインツ・コフートの説をご紹介します。
コフートは例えば、幼少期の子どもの「お母さん(お父さん)見て!」という承認欲求に対して、親が肯定的に応えて「共感」の態度をとることは、自己愛の形成に大きな影響を与えているといいます。
幼い子どもはみな誇大な自己イメージ、万能感を持っていて、なんでもできる気になっています。
そして親に褒められたいと思うようになり、顕示し承認されることで自己愛を育みます。
成長に伴ってその理想像が変化し、親から褒められることがそれほど重要なことと思えなくなっていきます。
それがまさに自己愛の成熟の過程の一部です。
しかし親が子どもへの「共感」の態度を示さないと、自己愛の傷つきが生じます。
これが、自己愛性パーソナリティー障害に至る要因と言われています。
自己愛性パーソナリティ障害のパートナーに対する関わり
自己愛性パーソナリティ障害を持つ人は、自己中心的で、常に自分の利益や欲望を最優先に考えています。
そのため、相手を本当に思いやることができません。
彼らと接する際には、自分ができることとできないことを明確にし、無理をしてまで何かをしてあげる必要はありません。
さらに、彼らは時間が経つにつれて、ますます厚かましくなり、要求のレベルがどんどん高くなっていきます。
彼らは相手を自分の手足のように扱い、思い通りに動かないと怒りを爆発させることがあります。
自己愛性パーソナリティ障害を持つ人との関わりでは、自己を守りつつ、無理なく対応することが重要です。
基本的には、毅然とした態度で自分の意見を伝えることが大切です。
理不尽な要求に対しては「対応できる範囲は応じるが、できないことはできない」と基準を決めておくとよいでしょう。
また、自己愛性パーソナリティ障害の人は、周囲に強硬な態度を取る一方で、内面では見放されてることを恐れています。
そのため、相手に「見捨てられる」と思わせる言動には強く反発してしまうことがあります。
あくまでも、相手を責めるために話し合うのではなく、関係を続けるために話し合いたいという態度でのぞむことが大切です。
話し合う余地がない場合には、距離を取ったり、専門機関に相談したりするなど、自分の安全を確保することを優先しましょう。
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