見出し画像

この思い込みに気づくことで、妻の話を黙って聞くことができます

妻が抱く悩みの一つに、「夫が話しを聞いてくれない」というのがあります。

それが顕著に出るのは、妻が困った状況や悩みを抱えているときです。

僕自身、以前、妻がそのような話しをしてきたときに、じっくり話しを聞けなかったですが、一つの思い込みを外すことで、ぐっと話しを聞けるようになりました

今回は、そのことをお伝えしたいです。

妻の話しを聞けなかったときの状況


僕の妻がよく「困った」といって話す内容に、こういうことがあります。

ママ友のLINEグループにコメントしたのだけど、それに対して既読は付くけども、誰からもコメントがない。もしかしたら、場違いなコメントをしちゃったのではないかとか、だれか不快な気持ちにさせてしまったのではないかと気になる。

こういう話しを聞くと、僕は、何とかしてあげたいと思って、「そんなのほっとけばいいんじゃないか」とか、「そんなときは、誰からもコメントないと悲しいなぁ、とコメントすればいいんじゃないか」などとアドバイスしたりします。

そうすると、妻は「そんなの無理」と却下し、それでも、僕が自分の意見の妥当性を繰り返し説明したりすると、「あんたは全然分かっていない」とキレたりします。

僕としては、妻のためを思って、せっかくアドバイスしているのに、なんで?と困惑するわけです。

僕の中にある思い込み


それが、僕がある本を読んで、自分の中に思い込みがあることに気づきました。

それは、「ただ話しをきくだけは、何の解決にもならず、状況に進展がない」という思い込みです。

対人関係療法の専門家で、精神科医の水島広子さんは以下のように言っています。

ネガティブな感情は、頭の中に置いておくと、非現実的に膨張するからです。自分一人で考えているとネガティブな感情で頭がいっぱいになってしまって、前向きな気づきや思考の妨げになるのです。安全な環境で口に出してみると、感情が現実的な大きさに収まってきます。
この「安全な環境」というのが、「ただ聞いてもらう」ということなのです。ネガティブな感情が現実大に収まってくると、気持ちが整理され、それまで気づかなかった視点にも気づき、思考も前に進みます。

『対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係』より


すなわち、ただ、話しを聞くだけでも、問題の状況はより良くなっていくのです。

このことを知ってから、妻が同じLINEの話をしてきたとき、「またこの話か」と感じながら、解決したい気持ちをぐっとこらえて、「そうなんだ」「へぇそれは大変だ」「心配だね」と聞くようになりました。

すると、妻は、「まぁ気にしたってしょうがないから、明日になって誰からも返信なかったら、個別に聞いてみるわ」と自己解決して、スッキリした感じになっていました。

話しをただ聞くことで、妻の頭の中で、非現実的に膨張した「不安」や「恐れ」が、現実の大きさに収まってきたのだと思います。

もちろん、アドバイスが全くだめというワケでもないですし、妻としてアドバイスが欲しいということもあるかもしれません。

そのような時も、何も話しを聞かないまま、一方的にアドバイスするよりも、話しを一通り聞いて、妻として「理解してもらえた」という感覚を感じてからするのとでは、こちらのアドバイスの浸透度合いが異なります。

まずは、話しをただ聞くだけで、絶大な効果があると信じて、妻に関わりましょう。


LINE公式やっています
毎週、夫婦関係に役立つ"行動習慣"や"名言"をお届けしています。
今登録すると、「特別動画セミナー」をプレゼントします
🎁
▼▼▼▼画像をクリック▼▼▼▼

noteでは、夫婦関係の悩みを軽くして、関係改善につなが心理学の話しを平日の月・水・金にお届けしています✉️
確実にチェックしたいという方は、ぜひフォローお願いします🙏
また「スキ❤️」ボタンを押して頂けると、書き続ける励みになります🌈

#家族#生き方#結婚生活#離婚#夫婦関係#夫婦生活#夫婦関係改善#夫婦喧嘩#夫婦関係の悩み#夫婦カウンセリング#パートナーシップ#心理学#モラハラ#心理カウンセリング#これからの家族のかたち#夫婦

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?